徒然日記

 

今村均の本を読んだ。私はまぁ、平均ちょい上に昭和史は詳しい方だろうけど、かといって陸軍大将を全部覚えてるとかそういうわけでもなく、要は著しい知識の偏りによって、今村大将のことはそんなに知らなかったんである。実は私の祖父はラバウルで終戦を迎えており、そのことを数年前に話の流れで知り合いの某公務員に言ったら「聖将今村均!」って言ってたのがイヤに記憶に残っていたのだ。もちろん祖父から今村大将のエピソードを聞いた、なんてこともない。ので、今回本を手に取ったのは「たまたま本屋で棚置きされてた(終戦特集だったかもしれない。)」「祖父がラバウル帰り」「聖将発言」という、てんでバラバラの3つの理由による。聖将って言ってますけど、どんなもんじゃいという心持ち。

読後の感想としては「まー、こりゃ聖将言われますわ」という感じ。もちろん、現在の価値観と照らし合わせると、考え方が古い部分も多いし、西洋人と現地人への態度の違いもたまに透けて見えるのだが、当時の状況、しかも現在における「日本陸軍」に対する意識を鑑みるならば、なかなか立派な人だと思う。こんな偉そうな書き方すると怒られそうですが。また、何故だかところどころ「リーダーシップ論」に読めないこともない。やっぱりこうじゃないと部下はついてこないよなぁ…って。裁判のくだりについて、多少読むのに踏ん張りが必要な部分もあったが、大筋気軽に読める上に、当時のインドネシア独立の雰囲気もよくわかる。期待度の割には面白かったです。

因みに今読んでいるのは白川静「字書を作る」。これはもう完璧に歯が立たない。もうちょい入門編な本を買えばよかったと反省中。その次には図書館で借りたブルース・チャトウィンの伝記。その次は…?この前買った本のどれかか、今日買った「独学大全」かな。

仕事について思うことはあるのだけれども、まだ言語化できる状態ではないのでまたいつか。このブログに投稿したら、そのままnoteに投稿できないものだろうか?最近あちらを更新していないので、そんなプラグインがあると楽で良いのだが、そもそもブログとnoteは意味合いが似ているから(競合してるようなもんだし)難しいかな。この後探してみます。 [1]調べたけど、やっぱりなかった!

References

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1 調べたけど、やっぱりなかった!

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