12時間以上のフライトは乗る前からゲンナリしてしまう。

明日、アメリカに帰ります。今回も、色々話が飛びそうなのでまず、目次。

1) 「新書365冊」 宮崎哲弥

2) 京極堂と京極夏彦&金田一

3) 産経のコラム

4) アメリカの派閥?&クリントンの逆襲

 

1)今日、買った本が新書365冊という本で宮崎哲弥が雑誌「諸君!」に連載されていた書評を纏めたモノ。私は立花隆のぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論やらぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術といった本を買っては、面白そうな本に「いつか読もう」という印をつける作業が大好きでして、今回もそんな目的のために買っております。最も、印を付けた所でその本を持って本屋にいく訳でもないので、全くほとんどそういった本を参考にして買った本は無いんですけど、いいんです。「あー、この本、面白そう・・・」とか思っているだけで、私は幸せなんですよ。因みに、フィクションは探偵もの、サスペンスもの以外あんまり読まない性格なので小説を主に扱った書評本の場合は斉藤美奈子でも手に取りません。だって、小説って、どうもいまいち面白くないんだもの。きっとこれも私の興味があくまで「真実」に向いていて人の「心情」などどうでも構わんと思っているせいでしょう。ま、心理戦には興味ありますけどね、小説は別にいい。(心理戦ならばノンフィクションの歴史系がいい。)

兎も角、この「新書365冊」。最大の謎は「諸君!」に掲載されていたモノなのに、この本の出版社が朝日新書、つまり去年の10月に創刊された朝日新聞社である事です。雑誌「諸君!」と言えば、桜井よしこがよく記事を書いていますけれども、(例によって)Wikipediaによると

内閣情報調査室と関係の深い、時の社長・田中健五の意向を強く反映した内容を踏襲しているため、「政府が作らせている雑誌」と今も業界内で言われている。『正論』、『Voice』、『WiLL』と共に、保守・右翼系の代表的な論壇誌であり、リベラル・左翼路線の岩波書店の『世界』、朝日新聞社の『論座』などと対をなしている。そのため戦前日本の路線を肯定し、中国や韓国など周辺諸国を非難する論文を掲載する傾向にある。北朝鮮の拉致問題は、ほとんどの主要マスコミが沈黙する中で、当初から大きく取り上げていた。

とありますから、まー、思想的には結構逆なベクトルを向いている訳です。一体どうしてそのまま親会社の文芸春秋から出なかったのかも謎ですが、朝日新書創刊の第6冊目としてこの本が出ているのも謎です。同時期に朝日新書から出版された本のテーマは愛国だとか、強いニッポンだとか、日中問題だとか、天皇家だとか、安倍政権だとか、読んでいないので断定は出来ませんけど、些か右よりな印象を受ける本ばかりです。そういや、朝日新聞社からの単行本では朝日新聞の自衛隊を扱ったルポも本になってましたねぇ。こちらも自衛隊&イラク派兵擁護な印象を受ける本でした。新聞と本とは違うという事でしょうか。まぁいいや。(補足:記事を書きながら宮崎哲弥自身をWikipediaで調べたら、つい最近まで朝日新聞で書評委員をやっていた事が判明。あ、そう、道理で。)

で、本の内容はというと、「教養」「哲学・論理学・数学」「政治・国際問題」「経済と金融・会計」

「法と自由」「歴史・文学・ことば」「社会・会社」「若者・教育」「犯罪と監視社会」「生きる・死ぬ」「科学」「脳・心・からだ」「メディア」「文化」「宗教」「問題な新書」のテーマ別に「Best」「better」とランク付けしながら一言、というモノで「worst」なんぞにランク付けされちゃいますと

カウンセリング如きで世界を語るな!

だとか

デタラメの極み。

だとか

もう誇大妄想以外の何物でもない。

だとか、ぶった切られてしまいます。あな、こわ。そして、もっと恐ろしいのが私は結構このworst新書を読んでいるという事実。自分も一緒にぶった切られた心境です。アメリカでゆっくり読もう・・・

2)京極堂を最近読み直し中。「姑獲鳥の夏」から初めてただ今丁度「魍魎の匣」での京極堂の御託の真っ最中なんですけど(占い師と霊能者と超能力者と宗教者の違いについての御託)、こうして改めて最初の方を読み返すといかにシリーズが下るにつれてそれぞれのキャラクターの性格が固定され、より誇張されているか良くわかります。榎さんなんて「夏」ではかなりの常識人ですよ。しかも御託の内容がしっかりしている印象もあります。深いっていうか・・・

それで、つくづく思ったのですが京極堂こと中禅寺秋彦って京極夏彦は自分をモデルにしていますよねぇ。本人が違うといってもやっぱりそうだべ。自分がモデルだから京極堂の格好もああなのか、それとも単にコスプレ好きなのかは知りませんが、似ている名前(「京極堂=中禅寺秋彦」と「京極夏彦」)に同じ格好、キャラが被ってしまいます。京極堂は痩せぎすなはずだ!コスプレするならもうちっと痩せて欲しいと思ってしまうのは非情ですかね?それともファン心理ですかね?(まず、自分から痩せなさいと今、私、天の声が聞こえた・・・)京極夏彦氏のお写真はこちらからどうぞ。因みに私のイメージする京極堂ってのはこんなのこんなのです。という訳で堤真一も却下です。却下と言えば、百鬼夜行抄のドラマ化、律役はこの子らしい・・・やめれ。最近の小説(&漫画)ドラマ化では昨日の稲垣金田一くらいしかキャストに納得してないなぁ、私。去年の女王蜂の栗山千明は微妙だったし、及川光博なんてあり得ない配役だと思いましたが、今年は無難だったね。成宮寛貴もいい味出してたし、なにより榎木孝明が良かった!多分、2役やっているんだけど、似ているという設定で(作品の中で似た顔を持つ男が二人登場するのです。)、同じ俳優(榎木さん)がやっているのに微妙にちゃんと違う人になっているのに感心しました。さすが!金田一耕助役としては石坂浩二が一番だと思うけれども、流石に今やっている映画の様になるとちょっと歳をとり過ぎな気がしますから、今現在、金田一耕助役を誰がするかといえばやっぱり稲垣吾郎が一番だと思います。今後も楽しみです。来年は何をするのかな?同じ「悪魔」でも確か「悪魔の降臨祭」か「悪魔の寵児」かどっちかが(もしかしたら、別の作品かもしれませんけど)もう、テレビ映像化不可能だろうなと記憶しております。グロじゃなくてエロで。映画なら出来るかもしれないけど。「病院坂の首縊りの家」も映画になったし。

因みに昨日のドラマで一番怖かったシーンはいきなり新聞の「怪人」のドアップ(挿絵?)が写ったところ。妹と共にあともう少しで絶叫するところでした。

3)「隣同士は仲が悪いもの?」 Sankei WEBより。ちょっと長めな引用ですけれども

『世界の日本人ジョーク集』で最後に紹介されているジョークは、日中関係に関するもので、靖国問題などで最悪の状態と聞いていたパキスタン人が日本の中華街を見て驚きこう言ったという。「日中の仲が悪いなんてウソだ。パキスタンにインド人街があったら廃虚になっている」

同じパキスタン人は日本での韓流ブームや韓国人の日本旅行ブームなどを目撃すれば、やはり「日韓の仲が悪いなんてウソだ!」というに違いない。

国際的に国と国が仲が悪いというのは、本当はパキスタン人のいうようなことなのだろう。それが国際的な標準なのかもしれない。パキスタン人には日韓の仲の悪さなど“じゃれ合い”のように見えるだろう。

日中関係が最悪といわれても経済交流は活発だったし、同じく最悪といわれた日韓関係も昨年、韓国人の日本訪問者は史上最高の200万人を突破している。

国際的に見て、また歴史的にも隣国同士はしばしば仲が悪い。これはインド、パキスタンを含め地球上どこでもだいたいそうだ。隣り合っているから領土問題をはじめ利害がぶつかりやすい。接触が多いから争いも多い。仲が悪いことは異常ではなく通常なのだ。

だから仲が悪くなったからといって、オタオタうろたえることはない。お互い“廃虚”ができないようにだけ気を付ければいいのだ。

とあって、ちょっとだけ納得。確かに反日デモがあったり、日章旗を燃やされたりするけれども「日本企業はでてけ−」「日本人観光客はくるなー」とはなっていない(少なくとも大々的には)。直接の殺し合いってのも勿論なし。(そりゃ、なにかしらの被害者はいると思いますけれども。)だからといってこれでOKってなもんでもないですから、国際関係って難しいですよね。まぁ、日中&日韓の場合、海が二国の間に存在するから紛争が起き難い(少なくとも陸続きよりは可能性が低い)って事もあるんでしょうけど。

ついでながら、海と言えば、昨日本屋で「東シナ海が危ない」といったようなタイトルの本を見つけました。なんちゅーか、この前書いたペーパーと全く一緒。だから、勿論買いませんでした。今回はもうちょっと大きな視点の本が欲しかったし。

ってダラダラ書いていたら、後3時間くらいで新幹線に乗らなきゃいけないので、後は簡潔に。

4)アメリカの政治家ってハト派だとかタカ派だとか、若しくはコンサバ系とかでグループを作っていますけど、例えば”ラムズフェルド派”とか”パウエル派”といったように個人名では呼ばれていない気がしませんか?確かにネオコンの中心的人物としてラムズフェルドは存在するけど、でもだからと言ってネオコンは「ラムズフェルド派」とは呼ばれていないでしょ?

後、ちょっと前にWikipedia-G.H.W.Bushより

後任のビル・クリントンにホワイトハウスを引き渡す時、ジョークとしてホワイトハウスのスタッフが複数のドアノブを取り外したり、キーボードのキートップを外す、鉛筆を小さく削るなどのいやがらせを行ったという。

と話を紹介しましたけれども、クリントンの方も負けじと

なお、クリントン政権のスタッフは、ブッシュ前大統領からホワイトハウスを引き渡された際に、コンピュータのハードディスクを全て取り外されるという嫌がらせを受けており、その息子であるジョージ・W・ブッシュのスタッフと交代するときに、キーボードから“W”のキーだけを抜き取るという意趣返しをした。

らしいです。こちらもWikipediaより。さて、2008年にはどんな嫌がらせが用意されているんでしょうか?

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