「○○さんだからできる」について、その2

 

7年前にも同じことをぼやいていたけれども、私は「○○さんだからできる」と言われるのが嫌いです。勿論、言われてもOKなシチュエーションというのはあって、例えば上司に言われるパターン。というより、これでおだてられて仕事を振られるパターン。それから、そこそこの信頼関係がある人たちに言われるパターン。こういうのは言われても嫌じゃない。むしろ自尊心をくすぐられるので、言われて嬉しい。もっと言って!ワタシ、モットガンバル!私が嫌いなのは発言者が自分を卑下していう場合です。

嫌う理由には2つあって、ひとつ目は「私が出来ることを自分(発言者)が出来ないことを良しとする理由にされているから」。いや、お前も努力しろよ、っていつも思ってしまいます。ふたつ目は「私自身の努力を無かったことにされているように感じるから」。ツールやシステムを使うときも、ただ単に使うだけではなく裏の仕組みを理解しようと努めたからだし、仕事内容や役割が変わる時はそれに関連する本を読んだり、他部署の人とも良好な関係を構築するように積極的に話かけたり…とか色々やってるんですよ、これでも。そういうの、全くやってないじゃん、君はさ?って言いたい。

勿論、当の本人はそんなつもりで言ったんじゃないだろうし、実は私の知らないところでものすごく努力しているのかもしれないし、私自身も言われても気にならない人と嫌だなと思う人の線引きが曖昧だったりしますが、兎に角、発言者によってはイライラするのが「○○さんだから出来る」というセリフ。こうやって理由を書くと、私は努力を尊ぶ人間のようですな。

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