餌に釣られず考えることは難しい

朝、洗濯物を干して、3キロ弱走ってやっと年が明けた気分になれた。昨日までは去年の延長で疲れ切っていたので、汗とともになんだか悪いものを流した気がしてとても気分が良い。しかも、1日から取り組んでいた「ヒトラーを支持したドイツ国民」も無事読み終わったぞ!

この本を読んでつくづく考えたのが、考えることを放棄してはならないということと、考えることを放棄しないことの難しさについて。過去何度か同じ話をしているが、私は銀英伝が大好きなのだ。もちろん、推しがいるというのもある [1]しかも数年前に推しより年上になっちゃった。が、地味に一番共感しているのが、「民衆がルドルフを選んだのは、楽をしたかったから」という会話のくだり。銀英伝そのものは、最悪の民主主義制と最良の独裁制との戦いであって、話の終わり方としては、独裁制の中に民主主義の種を植える・・・という感じなのだが、最悪の民主主義も最良の独裁制も結局、民衆の思考放棄が原因なんだよなぁ。

じゃあ、お前はちゃんと考えて日々生活をしているのか?と言われると、そんなことは全くなく、ちょっと前に話題になったあの市に住んでて、あの話題が出た時に「ひえー」と驚いたレベルのダメダメさ。ちゃんと考えて投票したつもりでこれなんだから、至らないにも程がある。

 スターリンと違ってヒトラーは、幅広い社会階層と対決して自分の意志に屈服させようとは、けっしていなかった。 (中略)ヒトラーは、民衆に支持された権威主義的な指導者統率制度を目指した。そして彼の政権は偏執狂と思しいくらい、世論と、あらゆる公式措置に対する市民の反応に深い関心を払った。

 世論を味方につけているのだから、ナチは政権の基礎固めのために、国民にたいして全面的テロを行使する必要は全くなかったのだ。(中略)多くのドイツ人が追従したが、彼らが魂のないロボットだったからではない。彼らは、ヒトラーがもたらす利益と新独裁制の「肯定的」側面について、自分たち自身が納得したからだった。

P308

秤にかけてみると、ほとんどの人びとは、犯罪のない街路、繁栄への復帰、それに自分たちがよりよいと思う政府を求め、その代償に進んで監視社会という考えを受け入れ、普通は自由民主主義と不可分とみなされる自由を放棄したのだ。

P307

餌に釣られずに見極めること。そのなんと難しいことよ!


ところで、ちょっと時事ネタについて書いておくと、今日3ヶ月ぶりに都内の感染者数が100人を超えたとのこと。オミクロン株は症状はひどくないらしいけれども、後遺症はどうなのだろう?そちらもあまりひどくないと良いのだが…

References

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1 しかも数年前に推しより年上になっちゃった。

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