サンタさん、プレゼントには本を!

池田晶子の「考える日々 全編」を読み終わってしまった。個人的にはこの本を2015年の締めくくり、最後の1冊にする予定だったのだが、思ったよりページが進んだのである。そんなわけで読み始めたのが「日本赤軍派 その社会学的物語」という本。これもおそらく最後の1冊にはなるまい。さて、どの本が最後になるのかは31日までのお楽しみ。

で、池田晶子の本を読みながら思ったのが、もし彼女がカズオ・イシグロの「私を離さないで」を読んだらどのような感想を述べるのか、聞いてみたかったということ。

しかし、クローンとて、その定義上「人間」である。自我と自意識はもっている。彼の生存の理由は、臓器を提供することと決まっているわけだが、それは彼にとって苦痛なことなのだろうか、そうでもないのだろうか。繰り返し復活してくるクローン人間にとって、イエスの復活とは、果たして奇跡なのだろうか。(P400-401 「考える日々 全編」池田晶子)

この部分、「私を離さないで」を思い出さずにはいられない。しかし、(日本語がほとんど話せないとはいえ)日本人が書いたものを日本人からプレゼントされたにもかかわらず、その本は英語だったのである。そのせいで、一通り読んだものの細かいところを覚えていない。というか、最後のシーンも忘れている。どうやって終わったんだっけ・・・しかしテーマは覚えている。だから、池田晶子の感想をきいてみたいと思ったのだ。

本の内容はさておき、プレゼントの本の題名が「私を離さないで」。10年近く前に受け取った当時、思いっきり裏の意味を勘ぐったが、くれた彼からすると別に深い意味はなかったようで、それなりに悲しかった。それでも本をプレゼントとしてもらうのは嬉しいものだ。読書家というより歩き読書愛好会員状態の私なのだから、喜ぶのは自明なのに、もらったためしがない。まぁ、本というのは贈った人の品性が出るものだから、なかなか敷居が高いんだろうな。私も人に本を送る時は物凄く考えるもの。

今年はクリスマスプレゼントとして、久しぶりに本をいただいた。「百年の家」という絵本。絵も細かくて美しいが、第一次世界大戦で旦那が亡くなったり、第二次世界大戦でドイツ兵に脅かされた絵があったりと、現実的なシーンも多い。どうもハンガリーが舞台のようだね・・・あともう一冊、「白鯨」に全ページ絵がついたものもいただいた。こちらはまだ未読ですが、お正月に寝っ転がりながら楽しむ予定である。さらに、本を贈ってくれた人からは、本を借りてもいるのだ。人の本を借りた記憶がないので、これはこれで嬉しい。付箋が付いていて、メモが書き込まれていたりして・・・覗き見している気分になりますな。ただ、借りている本は「日本赤軍派」に「新戦争論」に「想像の共同体」である。あまりセクシーではありません。まぁ、いいのさ。面白ければ!

あと1週間で新年を迎える。どうか、来年も面白い本をたくさん読めますように。そして、今年の締めくくりにサンタさんが良い子の私の枕元に面白い本をそっと置いてくれますように!サンタさん、私は、池田晶子の「考える日々 全編」を手元に置いておきたいので [1]今回は図書館で借りて読んだこの本と、あと、同じく池田晶子の「無敵のソクラテス」が欲しいです!注文しやすいように、アマゾンへのリンク貼っておきますね。

 

     

 

References

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1 今回は図書館で借りて読んだ

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