所詮マニフェストの違いなんてコロッケかカキフライの違いなんですよ
ツイッターに飽きてきたのでブログに回帰しようかと考え中です。元々長文派ですし、140字制限だと、こう「しっかり考えながら書く」というのが出来ないんですよね。思考が中断されるというか、なんか慣れちゃうと140字の思考しか出来なくなるのでは?と急に怖くなった次第でございます。
さて、「あらイケメン(宇野さんが)」と表紙買いした石破茂×宇野常寛の「こんな日本をつくりたい」、まだ導入部しか読んでいないんですが、なるほどと思った部分があるので紹介します。
誰もが気づいていることだが、今や自民/民主の両党はともに右から左まで、新自由主義から社会民主主義まで、親米から反米までほぼすべての論者が党内で一通りそろってしまう総合デパート状態だ。つまり、呉越同舟が過ぎて政策レベルではまとまりようがない上、口あたりのいいことを述べて有権者のボリューム層に訴えようとするのでどちらも似たような政策になってしまう。どちらのマニュフェストも幕の内弁当のようなもので、せいぜい副菜がコロッケか、カキフライかの違いしかない。(P3)
この文章を読んで、どっかで聞いたことがある主張だと頭をひねった結果、恐らく深田匠の本に書いてあったと思い当たりました。確か深田匠は「なので、バリバリの保守政党を作るべし!」という主張に繋がっていたと思いますが、実際言わんとすることに私も賛成です。
アメリカの2大政党は、「共和党か、共和党以外か」と私が通っていた大学の先生も形容するほど民主党の幅が広く、共和党がどの分野・政策に対しても比較的一枚岩であるのに対して、民主党側は「ホモセクシャル」「中絶賛成」「大きな政府賛成」「エコ政策賛成」etc…と非常にバラエティー豊かな状態。同性婚に賛成の人でも中絶には反対かも知れないし、エコ政策に賛成でも同性婚には反対する人もいる・・・民主党が民主党としてまとまっているのは兎に角「anti-Republican(反共和党)」という点において故だとか。
決してそのような2大政党のあり方が良いとは思いませんが、政党ごとにある程度まとまってくれないと、選挙の票を入れようがないというのが、有権者の不満だと思います。実際、保守派として自民党には頑張って貰いたいと思っても、地元の政治家が許容を越えたリベラル志向だと、投票を躊躇いますからね。せめてうなぎ弁当なのか、牛タン弁当なのか位の違いは欲しいと思います。そう思うんだけど、この思い一体どうやって誰に伝えれば良いのか・・・良くわからないのでブログに書き散らしてみました。
因みにアメリカの2大政党について考えるとき必ず思い出すのが、「政党と利権団体」というクラスで飛び交ったジョークや会話。何度も書いていますが、
・各党のマニュフェストを生徒が自分の支持政党に分かれて読み込む時間に共和党派の子が「民主党の海外政策なんて3行じゃないの?こちらは3ページよ」と一言。(実際は3ページ以上あった記憶があります。)
・共和党派の生徒が集まって模擬党大会の準備を行った際に、好きな映画は何?という話題になり、全員が「TOP GUN」と答えたこと。
・大学に軍人さんが多く在籍していたのですが、そのクラスに出席した軍人は全員共和党支持だったこと。(深田匠の「軍隊の共和党、商人の民主党」という比喩が結構真実味あるな〜と思ったものです。)
・模擬大会は最初に民主党、翌日に共和党グループが行ったんですが、2日目の共和党グループが飾り付けた教室をみた先生が一言。「この椅子のならび!これが共和党なのよ!」確かに共和党派は当日授業前に椅子を一直線に並べたのですが、椅子の並べ方だけでも党派が現れるもんなんだな、と感心した記憶があります。
多様性は大いにあるべきですが、これくらい支持政党によって性格が出た方がわかり易いし最終的にはお互い違い過ぎて理解出来るのではないかと思います。完全に違うから「観察物」「対象物」として冷静にみなせるといいますか、ディベートし易いと思うんですよね。