本を読むということについて

ちゃんと読んでいないのに、こういうことをいうのは自分でもどうかと思いますが…どうしても千田琢哉に対する胡散臭さというか、彼の本を書店で見かけたときの「??」という感じが抜けません。このテの本を買って、過去嫌な思いをした [1] … Continue readingことがあるので、ビジネス書系の読書術本にビタ一文払ってやるもんか!と心に固く誓っており、そのため内容をあんまり知らないんですが、なんだろ?あのタイトルからして感じ取る違和感。

これはもう趣味の話 [2]というかその人の思想思考信仰の話で、千田琢哉信奉者と話し合ったところでお互いデメリットにしかならないため、「理解したい」とか「理解されたい」という欲望は無いのですが、とりあえず私の所信表明を。理解されたい、っていうより、「私はこういう考え方だから、邪魔すんな」に近いかも。

というわけで本題。 [3]本だけに、プッ…とか思った私は深夜残業上がりです。私も1年に100冊と数値目標を決めているので、イマイチ説得力が無いかもしれませんが、本は数じゃない。本は中身。これは前提だと思います。中身というのは勿論書いてある内容の話ですが、物理的な文字数も「1年に○冊読んだ!」と自慢するには提示して貰いたい。ビジネス書に多い右ページで座右の銘系一言、左ページで解説というスタイル、あれはページ数からすると本の厚さの半分ですからね。しかもお忙しいビジネスマンをターゲットにしているから、大体のビジネス書は本自体持ち運びがしやすいサイズで厚さです。そういう本を読んで「1日3冊読みます」という人より、900ページ2段組みの本を3週間かけて読む人を私は尊敬します。

そして書いてある内容について。新書を読む人ならば幅があるかもしれませんが、これまた「1年に○冊読んだ!」という人には、その本の内容を教えていただきたい。大体「○冊読んだ」という本に「どの本を読んだ」というのが書いてないことが多いんですよね。だから私の視線に冷たさがさらに加わるのです。子供向け絵本なのか、世界の思想哲学体系全集全20巻別冊付きなのか、ビジネス書なのか。自慢するからには教えていただきたい。しょうがないのでわざわざ本人のホームページも確認しましたが、やっぱり書いてない。次世代が見習えるように、少しでも同じ思考をたどれるように、「20代ですべきこと」のご高説ついでに読んだ本のリストくらい作ってくれても良いのにね。その点このブログは明朗会計、読んだ本は全てリストにしているのでどうぞご確認ください。第2次世界大戦(しかも独ソ戦)と共産中国に詳しい人間が出来上がること請負いです。

結局、私が尊敬する読書人というのは以下の通り。

・読む本のジャンルに偏りが無いこと(基本無理なので、意識の問題ですけど)

・物理的な量をこなしていること

・思想哲学歴史を押さえていること

・科学を押さえていること

その点、私自身の2013年の読書はえらくナチス関連と死の舞踏関連に偏っているのであんまりよろしくないです。来年はもっといろんな本を読もう…

そして、何よりも重要なのは「読書=ためになる!」という思想を捨てること。1冊の本から必ず成果を出そうとする読み方は窮屈だと思うのです。同じような話題の本を何冊も読んで、改めてその本に戻ってきて初めて意味が分かることもあるだろうし、蜘蛛の巣状に広がって初めて分かる価値も本には絶対あるんです。なので、1度の読書で「そのとき考えた大切なエッセンス」を残して残りを捨てることは断固反対!大体、本に対する愛情と尊敬ってもんが無いのか?と思います。逆に言えば、そういうことが出来るというのは、「その本が1度の読書でエッセンスがつかめちゃうような本」ということで、それはすなわち内容が重層的ではない単純な本しか読んでないということを露呈しています。

色々書きましたが、つくづく自分はビジネス書(特に読書啓蒙本)が大嫌いなんだなと実感しました。今後も読むことは無いでしょう。

References

References
1 私は本を何度も繰り返して読む派なのです。数年前に血迷って買った読書術の「ビジネス書」に「本は読んだら大事なところだけ切り取ってノートに貼る。後は捨てる」みたいなことが書いてあって、「こういう人たちとは永遠に分かり合えない」と強く思ったものです。
2 というかその人の思想思考信仰の話
3 本だけに、プッ…とか思った私は深夜残業上がりです。

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