3年前を振り返る

神妙なタイトルですが、まずどーでも良い我が疑問を。最近のビジネス書(の一部)の表紙や帯に白人(碧眼金髪)の子供の写真が使われていることが多いのですが、あれは何で?「ピュアな心で読みましょう」という意味なのか?それとも「お前たちなんざ、おしめの取れてない赤子だぜ」みたいなノリなのか?それとも「かわいい子で釣る作戦」なのか?隠された意図が最後のであれば、白人よりもインド〜中東系の子供の方が目鼻立ちがクッキリしていて、もっと効果が出るんじゃ無いか?と思ったりしながら、今日も近所の本屋を徘徊していました。ホントなんでだろう、教えて!偉い人!

さて、本題。大震災から3年経った訳ですが、3年前の私があの瞬間何をしていたかと言えば、ズバリ「会社に立ち寄って、その後銀座に映画を一人で観に行こうと、化粧をしていた」のです。忘れもしない、ちょうど頬紅つけようと、化粧筆を握ったところでした。そのころは今の武蔵野の部屋ではなく、もう少し都心の方に済んでいたのですが、グラッと揺れ始めたときに、「?」と気がついて、その後本格的に揺れる前に窓を開けて揺れているのか確かめたのです。 [1]化粧していた洗面所やその目の前にあった私の部屋の中に揺れが分かるようなものが無かったため。で、そのときに気がついたのが、空がビックリするほど真っ暗だったこと。「ちょっと前まで晴れていたのに。今から出掛けるっていうのにやーねー」と思った記憶があります。で、本格的に揺れ始めて、そのときにいた私の部屋には180センチくらいの無印の棚に目一杯本を詰め込んでいたもんだから、「こりゃ本に埋もれてしまう!」とダイニングルームのテーブルの下に逃げ込んだのです。因みに、最初の揺れ初めからずっと化粧筆を握りしめてました。

テーブルの下で、「随分大きいな」と思った瞬間に目についたのが、テーブルの板と脚をつないでいるネジが微妙に斜めになっていて完全に締まっていないという事実。その瞬間に「携帯!!」と気がつき、揺れている中部屋に戻って携帯を掴み、またダイニングテーブルの下に潜り込んで、すぐさま実家に電話したのです。運良くつながったので、ものすごく揺れているが、そこまで危険を感じるほどではない…と伝えました。で、改めて斜めっているネジを検分。なんせ古い建物に住んでいたので、「これで天井崩れたきたら、テーブル組み立てた○○君 [2]当時の妹の彼氏。今の妹の旦那。のせいで、私も潰されるな…」とよくわからない考察をしていました。

その後、揺れが収まってから、テレビ [3]その頃は妹と同居していたので、リビングにちゃんと文明の利器があったのです。をつけて、状況を確認。他にも結局つながらなかったですが、あっちこっちに電話しようとしました。でも、ホントにつながらないので、しょうがないから自分の部屋に戻って棚から落ちた本を戻し、床に落ちて粉砕してしまった500円玉貯金箱とその中身をかき集めて、「とりあえず、家は無事だし、動かないでおこう」⇒「とはいえ、すること無いな。電話つながらないし、出かけるつもりだったけど、電車動いていないだろうし」⇒「よし、500円玉貯金がどれくらい溜まったかカウントしよう!」⇒「いちまーい、にまーい…」と、銭婆になったところで、会社から電話が入ってきたのでした。「大丈夫か?けがは無いか?今何をしている?」という上司に対して「500円玉を数えていますけど」と素直に答えてしまったので、それからしばらく笑い種になってしまったものです。

その後、テレビで東北の映像をみながらボーッとしていたら、夕方になって、「あぁ、また晴れたんだなぁ」としみじみと思った記憶があります。夕日がまぶしかった気がする…最終的には、近所に住んでいる祖母の家に行って、様子を見てほしいという母の依頼を受け、テクテクと歩いて、祖母宅に泊まったのでした。 [4]因みに、母が心配していた祖母は、自分の家の揺れ方をみて一言、「うむ、きれいに揺れている」と言ったらしい。その後の記憶は全て仕事がらみです。物流と密接に関わっているので、商品の仕入れも出荷も滞り、一日中欠品処理をしたり、3人で交代しながら会社に泊まり込んだり…

長くなりましたが、私の3年前はこんな感じでした。

 

References

References
1 化粧していた洗面所やその目の前にあった私の部屋の中に揺れが分かるようなものが無かったため。
2 当時の妹の彼氏。今の妹の旦那。
3 その頃は妹と同居していたので、リビングにちゃんと文明の利器があったのです。
4 因みに、母が心配していた祖母は、自分の家の揺れ方をみて一言、「うむ、きれいに揺れている」と言ったらしい。

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