国歌

本当はブログの話が終わってから書こうと思っていたことなのですが、とんでもない勘違いを足掛け4年間していたらしいので、ちょっと今その衝撃を忘れないうちに書きます。

私は「長野冬季オリンピック」記念の「小沢征爾conducts世界の国歌」というCDを持っています。実は結構いろんな国の国歌を聴くのが好きなので。勿論一番は君が代ですけど、イスラエルの国歌も好きだし(まぁ歌詞はわからないので、メロディーが、ということですよ。)、1997年に買ってからず〜っと聴いてきた訳です。

さて、今日、「ブログ論ももうそろそろ終わるし、次は君が代について書こう!まずは、資料集めだよね…」とネットを漁っていたら、色んな国の国歌を歌詞付きで聴く事が出来るサイトがあったので、メジャーな国の国歌を聴いていたのです。アメリカとかイギリスとか中国とか…んで、ロシアの国歌を聴いた時、「ん?」と思いました。

私は、かなり前からとあるロシアの民族音楽(←そう思っていた。)を探していました。その曲は例えば「レッドオクトーバーを追え!」の途中で歌われたり、「ロッキー」で流れていたりしたから、「きっとソ連の軍の行進曲か何かに違いない」と思っていたんですけど…MIDIを聴いているとその曲が「ロシア国歌」として流れている…なんで?この曲ってロシアの国歌じゃないよ?と慌てて、先のCDのロシアの国歌を聴くとやっぱり違う曲…最初はそのサイトが古くて、未だにソ連の曲を国歌として流していると思ったのですが、(つまり、ソ連時代に「国歌」としてサイトを作ってからから更新をしていない、と思った。でもよく考えるとその頃、パソコンとかHPってマイナーな存在ですね。しかも、10年以上も放置って無いだろう…普通。)、どうも、私の認識が違っていた事が判明。2000年、プーチン大統領がメロディーだけ(正確に言うとメロディーと最初の1行だけ)、かつてのソビエト国歌に戻してた訳です。

本当に知らなかったのでビックリしました。逆に言うと、好きなメロディーが身近になったってことでちょっと嬉しい…小沢征爾のCDもまぁ、ちょっと貴重ですよね。今とは違う国歌が入っているわけですから。

取りあえず、以上が今日の衝撃。
ロシア国歌の説明&MIDIのリンク貼っておきます。

ロシア国歌の説明 Wikipedia
歴代ロシア国歌…一番上の9.0MBがフルコーラス・ヴォーカル付きで良いかと。因みに、エリツィンの 顔写真の隣にあるのが、私の持っているCDに入っていた曲です。
Wikipediaによる国歌一覧
世界の国歌…楽譜付き。MIDIはショボイ。君が代はヒョロヒョロしているし…英語サイトです。

※追加補足※
つまり、わたしゃ、今日まで求める曲が「ソ連国歌」だということも知らなかった訳です。ソ連の時代の国歌ならば平成生まれの妹にメロディーを歌ったところで、彼女が知っているはずもないよねぇ。因みに私が一番古いニュースとして記憶に残っているのが「ソビエト崩壊」なのでした。

※追加補足その2※
私は、世界の国の国歌や国旗についてはある程度の知識を持っていたほうがいいと思う。勿論、あくまで自分と関連のある国で十分でしょうが…私がいままで行ったことのある外国ではやはり、国旗と国歌について国民は敬意を示しています。余計な失敗をしないためにも知っておいた方がお得でしょう。こちらが知っているということだけで、喜ぶ人たちもいますしね。勿論、国歌の歌詞も知っていて一緒に歌った方がいい…とまでは思わないんですけど。

かくいう私はどうしてもアメリカ留学中、朝一番の規律の姿勢で胸に手を当て国旗を仰ぎつつ(といっても相手はテレビの中)、国歌を歌う気にはならなかったので、起立しただけでした。アメリカに忠誠を誓う気がしなかったからです。でも、敬意は示すつもりで立ってました。時々「なんで歌わないのか?」と聞かれたりしましたが、「私は日本人であるから、忠誠は誓えない。でも、敬意を示したいので立っている。」といえばそれなりに納得してくれました。まぁ、忠誠を誓うのが悪いとは思いませんが、どうも私は留学中に「どう頑張っても私は日本人なのだ!」ということが判ったのでそうしたまでの事。今更後悔もしていないし、あえて人に私流を薦めようとは思ってません。

兎に角、国旗・国歌はその国の人みんなが知っているだけに、そしてその国の(最も確実な)敬意の対象だけに、旅行者という立場だったとしても知っていたほうがいいと思うよ?ということをいいたかったんです。因みに「蛍の光」のメロディは世界的に有名だから日本語で歌うと大喜びしたりします。

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