言葉について

昨日読み終わった池田晶子の本の中で「言葉を大切にしなくてはいけない。現代のテクノロジーを利用していると、その便利さゆえに言葉を大切に扱わないようになってしまう。」といった趣旨の文がありましたが、しみじみ「おっしゃる通り」と思う今日このごろ。Twitterは最近ご無沙汰ですが、LINEなどまさしくそうだ。本当に感情に任せてとんでもない言葉を気軽に発してしまう。自己反省しかありませんね。しかも、いざ反省!と言葉を慎み、余計なことを言わないようにしようにも、ブロックするほどの勇気はない。かといって、そんな立派な自制心もないから、またとんでもないことを言ってしまう。こういうのをドツボと人は言うのでしょう。我ながら本当にバカだな。

思えば手紙のやりとりというのは極めて牧歌的だった。相手からの返信がないのも、郵便局の取り違いのせいに出来たし。メールの時代もまぁ、のんびりしていた。きっと仕事で忙しいんだろうな、中々メールを確認できないんだろう、と数日は待つことができたし、メールの内容も、びっしり長文で文章の流れを考えながら、時間をかけて書いていたし、書かれていたように思う。それに比べてSMSやLINEで「既読」が付いているのにもかかわらず、返信のない悲しさよ。ほんの5分でそわそわし始め、1日経つと絶望の淵だわ・・・

それもこれも、私が愚かなことを垂れ流すからである・・・と反省の気持ちを胸に、何度も推敲しながら書くこのブログこそは、私の本当の言葉だけで綴ることを胸に誓ったのでした。

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