「新版 全体主義の起原1 反ユダヤ主義」ハンナ・アーレント

 

購入日:?

読了日:2021/11/19


英語で読んで意味わからなかったので日本語でも読んだが、やっぱりわからなかった。

戦争の間ソ連でまき起こされたナショナリスティックなプロパガンダがボリシェヴィキ政党の指導者たちにそのインターナショナルな目標や信念を失わせなかったのと同様、ナチのプロパガンダもナチ党員を今まで以上<ナショナル>にはしなかった。ナチは彼らが最初から持っていたナショナリズムへの軽蔑、彼らには狭隘な地方的なものと思える国民国家への軽視を一度も撤回したことはなかった。

P4-5

ユダヤ人の有用性はこのインターナショナリズムの上に成り立っていたからである。

P41

↑きちんと整理しないと、混乱するやつ。ナショナルの反対がインターナショナルという前提にたつと、???

結局、ユダヤ人はヨーロッパにおいて、「外部性」を自ら担保しないと受け入れられず、また政治問題に関わってこようとしなかったことが、政治的無防備につながっていったと。そして、外部性がある=自分たちとは違う、よく知らない(隠された)ことがある(だろう)という認識=(インターナショナルな影響力なども踏まえて)秘密結社的という認識をされていったということ?

この巻だけでは、アーレントの主張がいまいち掴めない気がする。そもそも難解すぎない?むしろ、「ユダヤ人が社会で受け入れられるために【自ら】あえて国家の中の外部に留まろうとしていた。それゆえに…」ってならないか?もちろん、ユダヤ人を同性愛と同列に悖徳 [1]読み方も意味もわからず、頑張って調べました。「はいとく」、意味は背徳に同じ。なものとして受け入れた社交界にも問題がある。が、どうして悖徳なものを好んで受け入れていたのか、それは書いてなかったか、書いてあっても読み落としているかで、理解できていない。

結論「むずい」!

References

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1 読み方も意味もわからず、頑張って調べました。「はいとく」、意味は背徳に同じ。

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