ちょっと思った事

※前書き※
内容、そして私の英語経験の関係でいささか「斜め上から視点」な書き方になるでしょうから、先にその事については「ごめんなさい」と謝っておきます。

※本題※
さて、今日TOEFLを受けてきたんですが、流石アメリカ本土で受けただけあって、国際色豊かでした。(というかみんなアメリカ人じゃないから、パスポート持参だったし。)んで、サマースクールの授業が意外と忙しく、宣言した通り全く勉強せずにチャレンジした訳です。新テスト方式になってからは初めての受験でして、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングが複合形式で出されている辺り、より大学での授業に近づけたモノになっているなぁ!というのが正直なところの感想。(授業じゃ、リーディングだけ、リスニングだけってことはないですもんね。)

それで、テスト勉強していない身ですから「TOEFL攻略方法」なんてものを伝授しようという気は全くないんですが、一つだけ、同じ部屋で受験している人を観察して(というか、解答中の音を聞いて)思った事があります。それは、テスト受験時のメモについてなんですが、リスニングの時はメモしない方が良いんじゃないか?という事なんですよね。リスニングだけは今までの形式と一緒で、会話や講義を聴いて選択肢を選ぶというものなんですが(多分どちらもTOEICよりは長め)、それでも5分間もありません。(いや、5分以上あったかも知れないけど、10分はない!)しかも、大まかな部分しか設問にはなっていないので、例えば「歴史の講義」という設定であっても、決して問題で「1931年に何が起こったのですか?」と、きかれるわけじゃないんです。精々「この講義の主題は?」「先生は〜〜といったがこれは何を意味しているのか?」とかその程度。リスニングしながらメモを取るような高度なマネはせず、集中して聴いた方が絶対に楽だと思うのですが、どうでしょう?メモを取ろうとすると、「忘れそうな細かい事」に集中しちゃいそうですが、そんなことは設問にならないんだし。むしろ、大局を掴む方が重要だと思うなぁ・・・

といっても、スピーキングセクション、ライティングセクション内のリスニングは軽くメモしないと、逆に実際に解答するときに困るんですけどね。自分からアウトプット(喋ったり、書いたり)を求められる時のリスニングはメモして、ただ聴いて内容を掴めば良い場合は、メモ無しで勝負した方がいいと思います。あと、ライティングオンリーの時にもメモは必須か・・・!アウトラインを作らずして、ライティングしようとするのは、よっぽど頭が優秀でない限り無謀です。勿論、「それじゃ、実際の授業の時に役に立たない!」(一番最初に書いた通り、リスニングしながらライティングをするのが、授業を受ける際に必要な技量ですもんね・・・)といわれそうですが、試験は試験ですから、別に良いんじゃないんですかねぇ。

・・・って、私がリスニングを終えて休憩に入った時に、隣の人の、それはもうバリバリにメモする鉛筆の音を聞きながら思った事でした。

余談ですが、リスニングそのものの力を伸ばすには、ネイティブスピードの論説なり、テレビニュースなりを一語彙一句とまでは言わないけれども、大きい単語(a, the, in, onとか以外の単語)を聞き取れるまで何度も聴くといいと思います。私は高校留学前に「クリントンのセックス疑惑・街頭アンケート」という、今思えば「その選択肢は何なの?」と突っ込まずにはいられない内容のテープを何度も聴いていました。試験用の勉強ならば、映画よりは、ニュースとか論説だとか堅い英語の方がいいと思います。後はね、受験生ならZ会の速単の文章を10回ずつ音読すると、なんだか良くわからないけど、効果がありますよ。(←リスニング力はあんまり付かないと思うけど、総合的な英語力は付くと思う。)

まぁ、TOEFLやTOEICのリスニングをある程度クリアできても、世の中にはまだまだ上がいるんですけどね。「マシンガントーク(早口)で、語尾がフェードアウトして、話が直ぐにそれて、直ぐに戻って、声色をあれこれ変えて、極めつけで声の通りが悪い」という今受けている授業の先生の英語に半泣きだったところなので、TOEFLの英語の聞き取り易さには感動しました。

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