リーダーに必要な条件

社会人って忙しいのよね・・・学生の頃は、週末なんてする事無くって困ったものですが、今では如何に週末を有効利用するか、平日よりも時間単位で予定をたてたりしてます。社会の歯車になるって嫌ぁね。なかなかブログを書く気になれませんでしたが、ネタがやっと(?)見つかったので久しぶりに文章に纏めようと思います。テーマはズバリ「リーダーに必要な条件」!

私の仕事は社員としてはペーペーだけど、部署内ではリーダーと呼ばれるものでして、グループを纏めるためには所謂リーダーシップが求められます。理想のリーダー像なんて勿論無く、今までの人生で目標にしたいようなリーダーに出会いもせず(注:これは単に私が一匹狼的な行動を好むことが原因でしょう。)、どうしたものかとアレコレ本を読み、半年ほど実践して編み出したリーダーに必要な条件は以下の通り。

1)健康である事
2)責任を取る事
3)自由にやらせる事
4)自由にやる事
5)冷静沈着で広い視野を持つ事
6)周到な計算をした上での思いやりを持つ事
7)頭の回転が早く、決断が早い事

1)健康である事
これは2つの意味で最も重要であるとひしひし感じています。まず、病欠の多いリーダーは休む事によって、自分のチームに迷惑をかけます。リーダーが1日2日いなくてもなんとかなるチームをそもそも作るべきではありますが、それでもそれに甘えて3日以上も休むのは頂けない。リーダーに対する信頼も揺らぎますし、何より病み上がりに自分の居場所無いってどうなの、それ?と思います。リーダーは後で書く通り、決断と責任を負わなくてはいけないですからね。病弱に甘んじて、それを他の人に負わせるのはリーダー失格です。また、信頼が揺らげば(自分が長としての)チームが上手くいくはずなんてない。その意味で自分自身のためにも、健康面には気をつけるべきです。

次に、「人は健康そうな人を好む」という大原則がある限り、リーダーは健康(そう)でなくてはいけない。最近は「美人は健康(美人になりたかったら、まずは健康であれ)!」と断言する女性本(美容本やダイエット本)も多いですが、やっぱり人間ってのはエネルギーが大好きなんです。(だから、火力だけでは飽き足らず、原子力にも手を出して、ゴニョゴニョ・・・)蒼白い顔して今にもぶっ倒れそうなエネルギー切れのリーダーをハラハラ見守るよりは、「こいつ、不眠不休で3日は余裕で保つんじゃないか・・・」と思ってしまうリーダーの方が、ついて行き易い。つまり、「lead」しやすいという事です。

2)責任を取る事
こちらもリーダーの条件として必須でしょう。自分自身の行動については勿論、チームメンバーの行動についても「責任は最終的に自分が取る」という姿勢を明確に打ち出さないと、メンバーは安心して動けない。個人的にチームから最大限の成果を出すためには、メンバーそれぞれが自分の仕事を自由に行う事が必要だと思います。人間、だれしも得意なこと、好きなことに対して行動する時が一番成果を出しやすいものですからね。「これについては君に任せた。その代わり最大限やってくれ。責任は私が取る」が殺し文句となります。人は他者に認めてもらいたいと思うものです。(勿論、「そんなことない。ケッ」という人もいるかもですが、それでも少なくとも好きな人には認められたいとか最低限あると思うのです。)「リーダーが責任を取る=メンバーがきちんとできるとリーダーが信じている=リーダーがメンバーを認めている」という暗黙の了解がチーム内に出来れば、こっちのものではないでしょうか。

3)自由にやらせる事
「責任を取る事」にも書きましたが、結局人間無理矢理やらされる仕事より、自発的に行う仕事のほうが作業効率が良いものです。私だって急に降ってきた仕事より、自分で組み立てた改善プランの方がやってて楽しいさ・・・!なんでいきなりあんな仕事降ってきたんだろ?まぁ、個人的な事はさておき、仕事とは大抵上から与えられて、会社の方針とか、色々制約の多いものですが、その中でも出来る限り自由にやらせる事が出来れば、メンバーの意識も向上し、結果チームとしてより多くの成果を出せるでしょう。また、メンバーにとっても自分たちのリーダーは自分たちの事を認めていると考えるに至ります。あれこれ口を挟むと「自分の事を信用していないのか」だとか「自分の能力を低くみているのか」と人間考えがちですからね。そのような疑念を持たせてしまうと、リーダーシップを発揮する事は難しくなります。

4)自由にやる事
メンバーにいきなり「自由にやれ」といってもなかなか出来ないものです。それは恐らく責任の所在に対する不安もあると思います。また、どうやるのか、何をするのか全く思いつかない場合もある。それを防ぐためにも、リーダー自身がお手本を見せる必要があります。ま、実際、リーダー自身楽しく仕事するためにも自由にやる必要があると思うのよね。勿論、失敗した時の責任は自分自身でとることが大前提ですけど。

5)冷静沈着で広い視野を持つ事
慌てたリーダーなんてものは、非常に頼りがいがない!これに尽きます。基本的に「リーダーたるもの健康的であれ」と同じ理由になりますね。また、全体を見渡せないと、折角メンバーを率いても行き着いたところが袋小路という場合もある。それを防ぐために広い視野を持ち、会社の方針とか社会情勢とかに合わせて、随時方向調整を行うのもリーダーの仕事です。なにより、広い視野を持っているという事は、その分ものごとを知っているという事。メンバーに正しいインプットを与えられますし、質問を受けた際に直ぐに答えられるというのは、リーダーの尊厳として重要です。

6)周到な計算をした上での思いやりを持つ事
ただ優しいだけではリーダーには不十分です。飴と鞭をそれとなく使い分けるのがよいリーダーだとヒシヒシ感じる今日この頃。「このメンバーはもう少しキツく叱ってもついてこれるな。(というか、叱らないとついてこないな。)」とか「このメンバーはもう限界かな。ちょっと仕事内容を楽なものに変えようか」と【チーム全体の成果】を計算しつつ、手綱を取って行く必要があります。メンバー間の人間関係も考慮に入れつつ、チームを引っ張るにはかなり計算をしないと駄目なんですよねぇ。人間って難しいね、ホント。

7)頭の回転が早く、決断が早い事
リーダーとしてチームを率いる場合、ぐずぐず悩む事は避けるべきでしょうね。メンバーからすれば、大丈夫なのか?と不安に思うだろうし、実際相談しても時間がかかるから、ならば最初から相談しないという選択をとり、結果リーダーとしての存在意義が無くなります。

結局、「この人ならば、ついていっても大丈夫」とメンバーに思わせる事が出来るかどうかが鍵ですね。でもそうなると、人間心理というか社会的行動というかそう言ったものが考慮の対象となる訳で、リーダーシップ論って奥が深いよね、というしょーもない感想で締めくくりたいと思います。

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