マインドフルネスと言うけれど

六本木で坊主に囲まれて聞いた話

こちらのイベントで、マインドフルネス専門家が講師としていらっしゃっていて、私個人的には(お坊さまの美声にうつらうつらしていたこともあるし)禅の世界の捉え方について興味が向いていたため、あまり意識しないままにその単語を流していた。んで、先週末に会社の社内報というか仕事の参考になりそうなニュースや記事を集めたメールを眺めていてたら、またもや「マインドフルネス」という単語を発見。ここに至り、私はようやく去年の秋口に本屋で見かけたGoogle関連本に「マインドフルネス」という単語が使われていたっけと思い出したのでした。

マインドフルネスとはなんぞ?と調べてみたところ、要は「今この瞬間に集中しろ」とのこと。なんか集中力向上やらストレス軽減やらに効くらしい。と言われても、いまこの文章を書くために手も動かしている上に、座っているからお尻には椅子の感触があるし、音楽聴いているし、「集中って言われても、五感すべてが働いているんだから、そのうちのどれかに集中したら【この瞬間】への集中ではなくなるし、【この瞬間】を意識するのであれば、それは私の世界全体への意識になるからひとつのことに集中しようがない」と思うんです。ひとつのことに集中したら、世界がそれに収縮する感じというか。あ、つまりひとつのことに集中して、世界を小さくしちゃえということなのか?この考え、ひねくれてますかね?

そもそも単語からして意味がわからない。マインドがフルになっている状態。しかしマインドとは何か?私の考えや意識?であれば、最初からこの世界は私の考えや意識でしかないのだから、最初からマインドフルネス状態なのだ。今更気にすることでもないでしょ。てか、ここまで書いて思った。マインドフルネスはうつ病にも効くらしいが、こんな捩れきった思考回路を持つ私は、うつ病にはならないだろう。他人は所詮他人だし、この世界は私が見る世界でしかないのだ。一言でいうと「気は持ちよう」。適当に思うがままに、自分が正しいと思う道を行けば良いのである。

 

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