徒然日記:本当に日記

また随分と日があいてしまった。たまに「あ!これはブログに書けるな」ということを考えている最中に思いつくのだが、大体が風呂の中だったり歯磨き中だったりで、その場でメモできない。「ま、いっか」と放っておくと風呂上がりや出勤前のゴタゴタに流されて、二度と思い出せないんである。「あぁ、私は確かに歯を磨きながら、これはいい考えだ、あとで書こう、と思っていたのに、肝心の【これ】がわからない・・・」と臍をかみ、悔しがっても後の祭り。ちぃーっとも思い出せない。情けない限りです。

さて、この三連休をちょっと延長して家族と温泉に行ってきた。同じ温泉宿に1年で3度。ちょうど半年に1回のペースで泊まっているものだから、お宿の方でも心得たりと程よい距離感。おそらく過去2回の経験から、あまり文句を言わない客だと認識されているらしく、大変混んでいた今回など、おそらく最後に回されたのであろう、夕食も約束から随分遅れて運ばれた。夕食が遅くなると名物風呂の女性専用時間に入れる可能性が低くなるため、怒ってもいいのだろうが、こちとら3回目の余裕である。のんびり食べて、ざばんっと行水しました。個人的には名物風呂よりも女湯の内湯が一番好きなんですけどね。今回はもう一つある混浴風呂(女性専用時間なし)に誰もいないことを確認して、母と入った。どうしても宿中の風呂を制覇したかったのである。その野望は達せられたが、可哀想なのは途中で入ってきた男性である。混浴、すわほぼ男性のみ、いておばあさんと思いきや、相対的に若い女が風呂縁に手を乗せて、態度デカく鼻歌を歌っているんである。(もう一度言う。絶対的にではなく、相対的に若いのだよ。あの宿の中で。私は。)母曰く、とても気まずそうな顔をしていたらしい。でも、もう全制覇したんで、入ることはありません。ご安心を。

その他。最近文章がえらく下手くそな本(翻訳も含む)に続け様にあたってしまい、読むスピードが落ちてしまった。9月などたったの5冊しか読んでいない。というわけで、口直しの池田晶子を読んでます。この人のすごいところは冗談抜きで何度でも読めることだ。佐藤優の初期の頃の本にもそういうのが何冊かあるが、美文ではないのに読める本。それはひとえに中身の問題なのだろう。その作者の本心が文章になっているから、飽きない。普遍的な内容だから、飽きない。どちらかはわからないし、まぁ、両方なんでしょうけど、とにかく飽きない。そういう本が何冊かあるということは、ふと立ち止まった瞬間にとても大事なことだと思うのです。

 

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