本の悩み

この記事を読んだら、胃がキリキリしてしまった。そう、私も本がどんどん増えていくタイプの人間なのだ。本が好き、長じて本屋が好き。本屋へ行くと、つい長居をしてしまい、一冊手に取ったら「1冊買うなら5冊買うも同じ」とよくわからない理論を振りかざし、本を抱えてレジに並んでしまう。引っ越し当初から買おう買おうと持っていた本棚は未だ購入しておらず、積み重ねられた本がところ狭しと並んでいるのは、まるで古本屋である。

もちろん私も図書館で本をよく借りている。というのも、(借りた)本代で結構高い住民税の元を取ろうという、意地汚い考えを持っているからで、まぁ、実際のところ、十分元は取っていると思う。さすがに一冊一冊、金額をチェックするほどは意地汚くない。ただ、「住民税の元取り」はあくまで対外用のウケ狙いである。本当は「本が多すぎては、結婚して引っ越しするときに困るのではないか?」という、取らぬ狸の〜云々な心配が根底にあるのだ。冷静に考えてみると、私と結婚しようと思うような人は、すでに私のことをある程度知っているので、今更本の数を恥ずかしがることはないのだが、それでもあの冊数、物理的に置く場所があるのだろうか・・・と不安になるのだ。 [1]同じ悩みとして、趣味の蘭の鉢の多さにも頭がいたい。

それこそ捨てればいいじゃないかと思われるだろうが、実は引っ越しを機に本を大量に処分するのは、大学生のときに経験済み。その後、手放した本の内容を微妙に覚えているものだから、ちょっと調べたいときに大変苦労したのだった。なので、本は捨てたくない。しかし、身軽にいたい・・・その結果、図書館で本を借りることに落ち着いたのだ。自分で手放した本ではなく、もともと人様(というか公共)の本だから、後から手元になくても悔しくないし、あきらめがつく。

いっそ電子化も考えているのだが、どうなんだろうか・・・電子書籍を読む習慣は漫画くらいしかなく、あのページをめくったり、書き込んだりという経験込みで読書というならば、電子書籍化するのはエッセイや小説にとどめておいたほうがいいのかもしれない。来年に入ったらKindleを手に入れようと思うので、改めて考えてみたいと思う。

 

References

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1 同じ悩みとして、趣味の蘭の鉢の多さにも頭がいたい。

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