最近観た映画4本

深い考察とかではなく、単なる感想です。

1)「ナチス第三の男」
だいぶ前に読んで、その小説の手法があまり好きではなかった(が、ハイドリヒ暗殺のことはよく知らなかったので、面白く読めた)「HHhH」の映画化。ということで、観てみたが、うーーーん?なんというか、極めてフツーなのだ。史実に基づいていて結末を知っているからということもあるが、特にハッとするようなシーンもない。一番(違う意味で)ハッとしたのは、開始5分で始まるセックスシーンくらい。あれはびっくり。妹が観たかった・・・と言っていたが、観なくてよかった・・・というのが姉の偽ざる感想です。

2)「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
これはAmazonプライム・ビデオで観た。メリル・ストリープがメリル・ストリープ。トム・ハンクスは意識しないとわからない。女の戦いと見るか、権力への戦いと見るか。最高なのが、ゲットしたペンタゴンペーパーズをみんなで家で整理するシーン(ページナンバーの偉大さを知る)と、活字が組まれ、輪転機が回るシーン(コンピューターの偉大さを知る)。「てか、そんな風に昔の新聞作られてたのねー!」正直これが一番の感想だった。私の生まれた頃も同じはずだが・・・最後にウォーターゲートビルのシーンで終わったのがグッド。マクナマラ役が「13デイズ」でケネディ大統領やってた人だった。ふ、老けてない・・・

3)「女王陛下のお気に入り」
醜女を巡る美女同士の戦い。たまに一つのシーンをながーいカメラ回しにしてて、それが退屈っちゃ退屈。しかも、まさかの終わり方だった。西洋史は近代以降しか詳しくないので、「そもそも女王(アン女王)はいつの時代の人なのか?」「フランスと戦争してたっけ?」とかそういうレベルで頭の中に?がついたが、まぁ知らなくてもなんとかなりました。てか、イギリス王室ものの映画って、女の戦いものが多いよね。エリザベス一世vsメアリ一世、エリザベス一世vsスコットランド女王メアリー、それからその一つ上の世代のブーリン姉妹。百年後くらいに、キャサリン妃vsメーガン妃の映画がでたりするのかしら?

4)「CITY HUNTER 新宿プライベート・アイズ」
締めはこれ。正直この4本の中で一番面白かった。ただし、面白さはテレビ版を知らないとわからないと思う。要はマニア受けです。最初の100tハンマー、喫茶キャッツアイの設定、それからファン感涙のエンディング。基本オリジナルキャストなので、声がちょっと老けたかなーと思わなくもないけど、まぁそれはしょうがない。美樹さんがバラライカにしか聞こえなかった・・・「止めて、引く」もパーフェクト。こりゃ映画館が混んでるのも納得です。ゲット・ワイルド・アンド・タフ。

ちなみに、10代の頃それはもう熱心なQUEENファンだったのだが、その分大ヒットに気後れてして観ていないのが「ボヘミアン・ラプソティ」。公開前は観る気だったんだけどなぁ・・・今後見たいと思ってるのがクリスチャン・ベールの「VICE」とクリント・イーストウッドの「運び屋」。子ブッシュ時代は我が青春、そしてイーストウッド、なーんか観ちゃう俳優なのです。

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