徒然日記

ちょっと前に読んだ「蛮行のヨーロッパ」。この本も二の腕鍛える系だが、5センチの厚さで600ページ。ページに対する熱意が足りないのではなかろうか?京極堂シリーズ(文庫)を是非とも見習うべきである。

さて、一言でこの本をまとめるのであれば、それはずばり「戦争は急には止まらない」だろう。特にナチスの蛮行・締め付けが強かった東欧について、戦後も(西側に比べると)虐殺、民族浄化、強制移住、レイプと暴力がなかなか終わらなかった。一部を除いてピタリと終戦を迎えたつもりの日本との差はどこにあるのだろうか?

あと、このような暴力をそれぞれの民族・国がそれぞれの立場で、数を割増・減少させて主張するのは、これはもう、人間のサガなのだろうと諦念してしまう。主張者の立場や背景をできるだけ正確に抑えることが、真実への近道か・・・

とりあえず、図書館で借りた大物系は全て読み終わったので、またしばらくは家の積読を片付けようと思う。ここ最近サボっていたが、蔵書登録も進めなくては。年内に全登録、来年には分類に手をつけたいと考えている。

近況を少し。今週末、来週末と甥っ子・姪っ子に会うのだが、「優しいおばさん」としては、何かプレゼントしてあげたいと思っている。おもちゃなんかはジジババが買っているので、やはりここは私らしく本を・・・と考えているのだが、なかなかちょうどいいものがない。絵本はもうそろそろ卒業させたいが、青い鳥文庫はまだ早い。程よい文字数のお話がなくて困っている。いっそ自分で作ろうか、というのが今の心境。

明日というかすでに今日だが、小田原の花火に出かける。人出が多いのが嫌いなので、あまり好んで出かけないのだが、今年の花火はこれで2回目。1回目は熱海でホテルの部屋から見たし、今回は指定席(接待付き)である。花火の楽しさは総火演の楽しさに似ている。個人的には線香花火をチマチマ灯すのも好きだ。

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