「シタガリ」も結構面倒という話

あまり仕事のことは書かないんですが、なんとなく思いついたのでツラツラと。

さて、会社では「ザ・中間管理職(課長相当)」をやってるんですが、上からみたときのメンバーの仕事の仕方で頭が痛くなるタイプに「シタガラナイ」がいる。「なんで年末のくっそ忙しい時に自分だけイレギュラー一切なしでいける思ってるんだ、こいつ・・・」という気持ちを顔に多少出しつつ「いや、やってね(ニッコリ)」とかいうわけです。やらせますよ、やらなきゃ回らない。他にも「あいつ暇そうだけど、振りたい仕事は難易度的にちょっと無理だよなぁ・・・」というタイプもいる。でもこれは私の教育が至らないせいであり、本人に罪はないのだから、何も言わない。(当たり前だ。)

で、意外とマネジメントで面倒なのが「シタガリ」タイプである。これは忙しい時ににこそ、大ハッスルするので面倒くささが半端ない。そこそこ有能なタイプに多く、それを本人もわかっているのだろうが、残念ながら精神的なキャパが本人のご希望ほどは広くない。ので、全てに手を出そうとして手を広げた分、比例して増えたちょっとした落ち度も、全て自分のせいだと落ち込んでチームの雰囲気が沈む。「それをなんとかするのもお前の仕事だろ!」というご指摘もおっしゃる通り。日々目を光らせて入るのだが、なんせ「自己犠牲している」感が半端なく、つまり周りに「自分の仕事も忙しいのに、色々フォローに入ってて立派ね」と思われてたりするから、難しい。要は外面がいいんである。うまくやらねば、こちらが責められることは必須。あぁ、難しい。

こうやって書いてみると「人間やっぱり精神的なキャパが大事だな」と思う。そして「己の能力の限界を知っていること」。自己犠牲を勝手にし始めて、勝手にバテて、他のメンバーがいる前でドヨーンとするやつよりは、「ここまではいけます。でもこれは無理です。」とはっきりきっぱり元気に言ってもらえる方が、助かる。ちなみにこの「シタガリ」タイプは、事後報告で(なんせ本人は良かれと思ってやってるんである)、「昨日休日出勤しました」とか「終電逃してます」とか言ってくるんで労務的にも要注意。後で休み調整するのが面倒なんだよ!ばかー!!

因みに上からではなく、下からの立場で書いたのが8年前の以下の記事。私も出世したもんだわ・・・

Leave a Reply