徒然日記

■「自分はできない」という自覚

昔いた部署の上司が「仕事ができない奴ほど自己評価が高い」と言っていたが、然りと思う今日このごろ。いや、「自己評価が高い」というより、「自分がいかにできないかわかっていない」というほうが正確か。何れにしても、常々思うのは「残念なオツムなんだったら、細かくひとつひとつの事象や手順やエラーの原因を覚えようとせずに、根底ある仕組みや理屈を覚えればいいのに」ということ。お脳が残念なんだから、記憶力だって大したことないのだ。だからこそ、覚えることを一つでも減らしたほうが良いのに・・・と思うんですが、本人にとっては「覚えるのではなく、考える」だなんて、東京タワーからスカイツリーまで命綱なしで綱渡りするよりも度胸の必要なことのように思えるのかしら?全然考えようとしない。こうなると「今まで考えたことがないのかもしれない・・・」と疑うしかないですよね。ほんと、思考回路を覗いてみたいです。

 

■パナマ文章

パナマ文章で暴露されちゃった人たちのリストがなかなか面白い。こういうのに、意外とアメリカや日本って出てこないんだよな〜アメリカの場合はちょっと別枠なので置いておくとして、日本人が出てこないのは

  • タックスヘイブンだなんて知りませんでした!
  • タックスヘイブンは知ってますが、そんなことしませんっ!サイテー!!
  • ククク・・・ほんとのプロは、たとえ使っていても関係各所に根回しして、バレずにやり過ごすものさ。
  • タックスヘイブンだなんてバレるやり方はしないさ。もっといい方法がある。

のどれだろう?あ、「日本人なんてどーでもいい」ということで、リストに入れてもらえていない可能性もあるのか?でも、例えば、安倍首相がリストにいたら間違いなく公表されるだろうしねぇ。いずれにしても、すでに辞任した人も出てきたし、今後の成り行きが見ものです。特に汚職撲滅を頑張っていた習近平の弟君がリストに入っていた件について。ところで、アラブの国王とかタックスヘイブン使う意味あるのだろうか?いまいち仕組みを理解していないので、使う必要のなさそうな人も使っていて、そういう意味でも興味津々。後で調べてみよう。

 

■心の内側の繋がり先について

無心でポパーの「歴史主義の貧困」を読んで、心持ち無心でエーコの「永遠のファシズム」を読んだので、骨休めに中世哲学(神学)について、読んでます。

わたしたちは他人には隠された心の中の世界を、自分の内側のみの独立した事柄だと考えがちである。しかしヨーロッパの中世の観念では、心の内側の力は、むしろ目に見えない上位の世界につながっていると考えられていた。つまり、わたしたちの理性は、抽象のはたらきを通して、じつは目に見えない上位の世界の何かを見ている。それは下位の世界を作り出している何かであり、それを理性は抽象を通して「見ている」と考えられたのである。(P48)

さて、わたしたちは心の中の世界を本当に内側にあると考えているのだろうか?この引用の前の部分で、日本人の考え方として触れられていたのでこの「わたしたち」は現代日本人ということなのだろう。しかし、本当に?「この考えは私の心の中にあるのだろうか?」と考えた瞬間に、それは心の中(ってどこ?)にとどまらないと思うのだが・・・まぁ、これは些細なツッコミですね。多分、東洋・西洋、時代に関わらず、突き詰めて考えた先の風景は同じなんだろうと思います。

 

■その他諸々紹介

【無修正】美人モデルが自身の “無修正画像” を公開 → 事務所がブチギレ削除警告 → 契約解除を迫られる事態に→私の予想では、世の中の8割の女性が「無修正でも美人じゃん!!」っと突っ込んだと思う。美人だね、うん。

指の関節を「ポキポキ」鳴らすと、どうなるの?→指のポキポキ音が大嫌いなので、この記事は鳥肌立てながら読みました。今この瞬間にもゾワゾワする。

「うちの若いヤツに食べさせて」 上司の一筆で食事半額→私はもう若くないので、一筆もらっても半額にはならなさそうです。

個人的には「両論併記はもうやめませんか。 」にもちょっとアンテナが引っかかりましたが、まぁ、これはいいや。

 

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