アムウェイ勧誘の思い出

アムウェイの勧誘のフローチャートが流出したという話を見かけた。というわけで、私自身が5〜6年ほど前に勧誘を受けた思い出のはなし。

まず、私を勧誘しようとした人は、職場の元同僚だった。彼女が退職した時点で、すでに職場の人たちに対して勧誘していたらしいが、それは後日知った話。とにかく、退職しているその人から「話がしたい」ということで、たまたま会社のイベントで外苑前に繰り出していたこともあり、そのまま表参道でお茶することになったんである。

具体的にどのように会話が始まったのかは全く覚えていない。ただ、電動歯ブラシがカタログかなんかに載っていたような気がする。当時の私はアンチ電動歯ブラシだったこともあり [1]今はポケットドルツ先生バンザーイです。家では普通の歯ブラシだけど。、商品で私の琴線に触れるものは一切なかったのは間違いなかろう。以下、元同僚との会話で覚えているものである。括弧の中は、今の私のツッコミ。


■会話その1

元同僚「今、一切お金のことは心配しなくていいって言われて、一番欲しいものは何?」(多分これはテンプレ。本当に突然聞かれた。)

私「・・・うーん、なんだろう?」

元同僚「なんでもいいんだよ!お金は無制限にある場合の話だから。」

私「じゃあ、国会図書館買い占めたいな。」

元同僚「ふ、ふーん」(この会話はここで終わった)

 

■会話その2

元同僚「サッカー日本代表の◯◯選手のお母様もやってらして、この前のイベントでお話ししたんだよ!すごくない?」

私「ごめん、誰それ?」(日本代表かどうかはちょっと確かじゃないけど、そこそこ有名っぽかった)

元同僚「サッカー詳しくないんだね。あ、そうだ。それに俳優の××が・・・」

私「ごめん、だからそれ誰?」(この会話はここで終わった)

 

■会話その3

元同僚「それで、これはこうであれがああで(アムウェイのシステムを説明)」

私「あのさ、紹介しようにも、私友達いないんだけど?」(この会話はここで終わった。一応自己弁護するが、全くいないのではなく、少ないだけです。)


上記の通り、勧誘以前のものすごく不毛な会話しかしていない。その後出勤して、上司に勧誘を受けたことを報告したところ(元同僚ってことは会社の人間関係の問題にもなると考えたのだ)、「君みたいに理性的なのが引っかかるわけがないじゃないか!人選誤りも甚だしい!!論破されて自爆したに決まってる!」と爆笑された。あれを果たして論破というかどうかは不明だが(というか、多分言わないが)、撃退したことは間違いない。私が理性的だったのではなく、純粋に元同僚の人選ミスである。

とはいえ、私もアムウェイくらいは知っていた。そもそも表参道の小洒落たカフェでお茶するような間柄でもないのに誘ってきた時点で私の頭の中は「???」だったし、状況を把握した後は後で、「あらまぁ、私、勧誘されてるわ!あのアムウェイに!」と面白がってはいた。今思えば「アムウェイってさ、マルチとどう違うの?」とか「これってさ、特商法違反だよね?(目的を隠して勧誘してきたから)」とか言わずに煙に巻いて逃げた自分を大人だなぁと褒めたいような、言えば面白かったのに!と(面白い展開を見逃して)悔しいような・・・元同僚、アムウェイまだやってるのかな?元気かしら?

そんな私が唯一人に勧める商品は石鹸のミューズだが [2]数ヶ月中に牛乳石鹸になるかも知れない。近くのスーパーでより大容量で買えるのがこっちだったので。それに歴史の長さに弱いのだ、私は。、こればっかりは「ニキビができない!」「そんなにつっぱらないよ!」と力説しても、皆笑って真面目に聞いてくれない。それもなんだか悔しい。

 

 

References

References
1 今はポケットドルツ先生バンザーイです。家では普通の歯ブラシだけど。
2 数ヶ月中に牛乳石鹸になるかも知れない。近くのスーパーでより大容量で買えるのがこっちだったので。それに歴史の長さに弱いのだ、私は。

Leave a Reply