選挙の話

■選挙の話その1

先週末の参議院選挙、いつものように選挙公報を読んで誰に投票するか決めたわけですが、なんせ性格が悪いもんだから、端から端まで総突っ込みを入れながら読んでしまう。「ToDoが落とし込まれていない(夢だけでは国は動かない)」とか「そんなに砂浜だらけの海岸線でもないだろうに」とか。例えば、非正規雇用問題を取り上げているけれども、本屋のビジネス書売り場に行けば、外国の有名大学の教授が「Work shift」やら「MicroWikinomics」やら、流動的な経済、働き方を予測や提唱している、その事実とどう折り合いをつけて説明してくれるのだろうか?まぁ、日本と海外じゃ話は違うだろうけど、とにかくそういう考え方があることをちゃんと勉強した上での政策案なのか?国政に携わるんだから、国際関係や国際経済、そのトレンドまでちゃんと勉強しているのかしら?と、突っ込みは尽きない。まー、我ながら意地の悪いもんだと思うけれども、皆様、それくらいの突っ込みの一つや二つは覚悟の上での立候補でしょうよ。ちがう?

その他、突っ込まずにはいられなかったのは、何と言っても野党の「アベ」表記である。民進党の立候補者ではさすがになかったが、社民党と共産党は「アベ」表記だった。比例のほうの選挙公報だと、社民党だけが「アベ」呼ばわり。直接選挙ではないものの、仮にも国民が選挙で選んだ与党の党首、国の首相である。せめて漢字で書いたらいいのに。

ところで、Twitterでも呟いたが、各立候補者ごとに「公約(議員になったらこれをするという約束)」「主張(現状に対する訴え)」「その他」でポイント制かなんかでカウントし、できれば全国区の選挙公報で調査すると面白い結果が出てくるに違いない。面倒だから私はしませんが。とりあえず、東京都選出分の選挙公報で一番突っ込み甲斐があったのは、民進党のR女史であった・・・もうちょっとやることを明記しなさい。はっきりとした約束をしなくとも、必ず当選するという驕りだろうか?

 

■選挙の話その2

そんなこんなで選挙後の会社でのお昼休み。選挙に行かなかった人が「こんな結果ならば行けばよかった。」と後悔していた。どうも話を聞く限り、野党支持のスタンスのようだったが、権利があるのにそれを行使しないのは、完全に本人の責任である。それこそ、後からブーたれる権利がないと思う。(投票したのに望んだ結果出なかった人はブーたれて良いと思う。)

ところで、選挙があるたびに忘れてはいけないのは、たとえそれがどんな選挙であろうと、その結果はその国民の意思と決断の結果であるということで、故に特に野党は勝者を罵るのではなく、次回の選挙のために、如何に自分たちの魅力を国民に伝えるか、そして理解者を増やすかを戦略的に考え、動かなければならない。勝者を独裁者に例えることなく、投票した国民の無知を罵ることなく、粛々と政策アピールを行えば、その誠実さに一定数の国民が答えてくれるようになると思う。人のせいにしてちゃダメ。与党は与党で同様。奢れるもの久からず、と平家物語にもある通り。国民に対して誠実であるべし。

 

■選挙の話その3

選挙

これは私がブログを書き始めたころの記事。銀河英雄伝説を読んだからこそ、今でも私は毎回選挙に行くのだ。自分の選択は誤っているのかもしれないが、この決断、諦めたり人に譲ってはいけないものなのだ・・・ ということを、他の人も大勢考えていたようです

まぁ、銀英伝をそのまま鵜呑みにすると色々ヤバイでしょうが、考えるきっかけになることは間違いないと思うので、若い子にオススメです。読むときは人名辞典をちゃんと用意するのよ〜! 私もなんとなく触発?されて、外伝2巻をお風呂の中で読み始めました。本編は創元SF文庫でほぼ全巻揃ってるはずなんだけど、実家に置いてあるのよね。今度回収しよう・・・

 

Leave a Reply