チャイコフスキー交響曲第6番

 

今朝、上の曲を発見して大喜びして何度も聴いている。他の曲も気に入ったから、アルバムごと買っちゃったわ。これは第3楽章のピアノアレンジになるわけだが、私はこのチャイコフスキーの交響曲第6番が大好きである。中学生の頃、「一番好きな曲は? [1]「人生のテーマ曲は?」だったかもしれない」と質問され、この曲を答えるほどの熱の入れっぷりである。というか、実際熱を出して学校を休んで寝ているときにも延々と流していた。

なぜここまで好きかといえば、間違いなくきっかけは「銀河英雄伝説」で、第三楽章を聞けばマル・アデッタ会戦のビッテンフェルト突撃が思い出される・・・という具合。ただし、元々父がムラヴィンスキー教信者であり、特に交響曲第4番〜6番を愛でていた影響も忘れてはならない。なぜか三姉妹のうち私一人のみが父の遺伝子をがっつり受け継いだらしく、宇宙大好きなのもクラシック音楽大好きなのも父譲りである。ただし、マーラーとショスタコーヴィチは私自身で(銀英伝経由で)新規開拓した。父はモーツァルトやバッハといった綺麗なメロディーが好きなのである。

さて、そんなチャイコフスキー交響曲第6番であるが、おすすめはやっぱり第一楽章の9分ちょっと過ぎ辺りから。第2楽章と第4楽章を愛でるにはまだまだ人生経験が必要そうである。そして、誰の指揮が良いか?という点については、父はムラ様で私はカラヤン派となっている。「ロシアものはムラ様!」というのもわからなくはないが、というかショスタコーヴィチなんかは私も「ムラ様至高!」派なんだけれども、チャイコフスキーだとムラ様の演奏が私には少し荒々しく聴こえてしまうのである。まぁ、これは単に初めて自分で買った(そして風邪のときも聴いていた)のが、カラヤンのものだったからかもしれない。

そんなこんなでこの曲との付き合いは20年を迎えた。20年後もきっとカラヤンとムラ様の演奏を聴き比べながら、調子に乗って一緒に指揮しているつもりで手を振り回しているに違いない。

 

References

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1 「人生のテーマ曲は?」だったかもしれない

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