我が家の南禅寺蒸し

三たび、食べることについて。ネタの枯渇ではない。決して。

さて、南禅寺蒸しといえばお豆腐の上に、具材(エビとか)を置いて、周りに卵の溶いたものを流し込み、蒸して最後にあんをかけるものが一般的らしい。この辺のレシピが定番でしょう。「今日の料理」だし。

それに対して、我が家のレシピは最初から豆腐と卵を混ぜ込んでしまう。これは、吉兆の本に載っていたやり方で、細かい具材についてはすっかり忘れてしまったが、とにかくお豆腐を先に手で崩しておいて、卵と混ぜてから蒸す・・・という手順。おそらく出汁も混ぜるのだろうし、最後に柚子やらなんやらのせることになっていたのだろう。が、面倒なのと詳細を忘れたので、以下のような適当な手順で作ってる。なお、我が家の南禅寺蒸しとかいたが、これは別に親から引き継がれたレシピではない。というか、親から引き継いだレシピって実は麻婆豆腐くらいしかない気がする・・・後はおせち料理?以外と少ない。

  1. 鶏肉の細切れをみりん、酒、醤油で炒める。途中で銀杏を足す。(個人的に銀杏が大好きなので、たくさん入れている。)
  2. 豆腐を手で崩し、卵を1〜2個、気分と食欲、豆腐の量を加味しながら、混ぜ合わせる。
  3. 最初に炒めておいた肉と銀杏を薄手の器に入れ、豆腐&卵を上から流し込む。
  4. 蒸し器で蒸す。時間は適当。多分15分〜20分くらい?
  5. 鶏肉を炒めた残りの汁を温め直し、少し少なければ水や醤油を足して、片栗粉を溶いたものであんをつくる。
  6. 蒸しあがったら最後にあんを上から流し込んで完成

見た目はあまりよろしくないが(なんせ、あんが濁ってる)、簡単なわりになかなか美味しい。私は一人暮らしで、これで休みの日の昼食や夕食の一食分にしてしまうことが多いため、豪快に丼を使っている。特にこれからの寒い季節、体が心底あったまるので、オススメ。本来の南禅寺蒸しも豆腐を崩さないとか、だし汁も卵に混ぜるとか、(肉を使わないので)あんは透明になるとか、そういうちょいちょい小さな変更だけで作れそう。具を変えれば、飽きもこないだろうしね。本当にオススメです。お試しあれ。

 

Leave a Reply