独裁者本好きな私も知識人の仲間入り?

奥山さんのブログを読んで、「あら、ヒトラーとか毛沢東とかスターリンについての本を読むのが大好きな私も、ひょっとして知識人なのかしら?」とちょっと喜んだのが昨日。 [1]読むの遅くなってすみません、奥山さん。仕事始め週で忙しかったんです。(言い訳)どこを切り取っても、知識人をディスってるとしか読めない記事なのだが、それでも喜んだ、読解力のない私は知識人から一歩遠のいた。さらに、以下の部分について、

知識人たちが一般国民と比べて自分たちのほうが優れて持っていると自称することの多い「本質を見通す鋭い視点」や「人間に対する慈愛」というのは、少なくとも(そしておそらく多くの場合、もしくは常に)利己的で架空のものである

私は自分が「どーでもいい他人」への慈愛のかけらもないことをきちんと認識している。母に「お前は人間嫌いだろう」と言われるくらいなのだ。そしてこのなかなか酷いコメントに対する私の回答が「人間が嫌いなんじゃないよ。一部の人を除いて、どーでもいいだけだよ。人間より面白いものが多いだけだよ。」と答えたダメっぷり。私もまだ若かったので、母はさぞかし頭を抱えたに違いない。 [2]今は多分諦められている。ともかく、私は人間に対する慈愛は持ち合わせていないことを認識しているので、知識人から三歩遠のいた。

とまぁ、要は全然知識人じゃないということなんですが、それは本を読んだ後に特に思う。年末の二・二六事件ブーム以降、そのまま昭和陸海軍全体について読み進めているのだが、まぁ一向に覚えられない。ものによっては結構網羅的に陸海軍人の人事とか人柄とかを説明してくれている本もあるのだが、頭に入ってくるのは有名どころだけ。あんなに読んだ二・二六事件関係者についても、顔と名前が一致して、なんとなくだが説明できるのは、栗原、中橋(比較的イケメンなので覚えが早かった)、安藤(秩父宮様絡み)、磯部、村中くらいなもので、同じく首魁に分類される香田、野中、河野あたりは、これといって思い出せない・・・精々、野中&河野大尉の自決くらいなのだ・・・なんというポンコツ記憶力だろうか!20冊も読んだのに!!

恐ろしいことに、同じことがそのほか全部のジャンルの本に当てはまるのだ。その本がどういう本だったかはほぼ覚えている。でも中に書いてあることは、よっぽど印象的でない限り、全く覚えられない。あれだけ集中して読んだ二・二六でもこのザマなのだから、繰り返し読めばいいというものでもないのだろう。となると、やはり書くしかないのだろうか・・・大学の課題で書いた論文 [3] … Continue readingの内容は10年近く経っても覚えているのだから。アウトプットは大事だよね・・・やっぱり。

ということで、アウトプットするために、おふとんの中でインプットしてきます!あ、ブログの目標に毎週3回は記事を書くというのも付け加えておこう・・・公表すれば、やるだろう。きっと。

 

【自分の名誉のために補足】

文章の流れ的に、「記憶力がないと知識人じゃない」という風に読めるんですが、別にそういう意図はございません。こういう風に人をミスリードする文章しか書けないのは間違いなく知識人にあるまじき・・・でしょうが。ただ、広い教養というのももちろんですが、自分の専門や興味のあることについて、ちゃんと覚えられる人にあこがれているのは事実でございます。本当に記憶力ないんだもの、私。いや、むしろ本当は興味がないから覚えられないとか?なら一体なんで私は本を読むのが止まらないのだ?

 

References

References
1 読むの遅くなってすみません、奥山さん。仕事始め週で忙しかったんです。(言い訳)
2 今は多分諦められている。
3 戦艦大和、ヨーロッパへの中国人留学生、ウィルソンの対日政策、テロリストにオススメの大量破壊兵器、二つの大戦はまとめて考えるべきか、中国海軍の発展とその目的と影響。一応説明しておきますと、大和についてはその功罪について、中国人留学生については、周恩来などの留学がどのように本国に影響したか、ウィルソンは文章アーカイブで日本絡みを全部抜き出してまとめたもの、大量破壊兵器と大戦については、試験問題だった。中国海軍の発展については、卒論でした。この卒論はこのブログで全文英文そのままあげてて、日本語で簡単にまとめたものもあげてます。

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