アメリカの大学でいい成績を取るちょっとしたコツ10ヶ条

何となく、昨日ムスカ病(視神経痛というか頭痛というか)発症中に思いついたのでメモ。半分くらいネタですけど、半分くらいは本気です。あくまでアメリカの話なので、日本でも通じるかは知りません。

1)授業にはちゃんと出る
ただし、大抵のクラスは2回くらいまで無断欠席OKなので、一日分は本気の病気用に取っておいて、もう一回はスケジュールと相談してサボる。息抜きって必要だと思うよ。

2)予習はしておく
課題書で指定された範囲は絶対に読んでおく。どうしても時間が無いというならばWikipediaでも日本語のサイトでもいいから、内容だけは押さえておく。(例:オーウェルの「カタロニア讃歌」を一冊読んでこいという宿題の場合は、あらすじとスペイン内戦の歴史だけは確認しておく、等)教科書の場合、各章末にまとめがあったりしますが、これを先に読むよりは、その章の小見出しを眺めた方が判り易いと思います。どうせ本文も読まなくてはいけないのだから、まとめを読む時間が惜しいというのもある。

3)頭のいいクラスメートとお近づきになる
相乗効果で自分の頭も他人(先生)にはよく見える。特にグループに分かれてディスカッションするときや発表するときは、グループの人選こそ命。頭が悪い&要領が悪いグループに入ってしまうと、足を引っ張られる。留学生にこれはキツい。

4)先生のお気に入りになる
「この生徒は頭がいい」と思わせる事が出来ると、多少の失敗(クイズを勉強せずに挑んで玉砕した際など)は誤魔化せる。(←実話)向こうで勝手に「今回は調子が悪かったんだな」と考えてくれます。先入観を植え付けるんだっ!因みに一人の先生に対して、これが成功したときは、他の先生達も(先生達のネットワークを通じて)勝手に先入観を持ってくれるので楽です。ただし、期待は裏切らない様ある程度の努力は必要ですよ。

5)復習はしない
予習をしている分授業が復習みたいなもんだし、第一、時間無いし。

6)エッセーは構成命
敵もこちらの英語力などハナから期待しとりません。その分、構成をしっかり組み立て、中身で勝負しましょう。論理的なエッセーを書けるという時点で、かなりポイント高いですしね。試験問題としてのエッセーの際は、解答用紙の隅にアウトラインを書いておくと、例え途中で時間が無くなっても、言わんとしている事はなんとなく伝わる可能性が高いのでお勧め。課題としてのエッセー(10ページとか)の際は、求められてなくってもアウトラインを作った時点で、先生に一旦チェックを入れてもらうと良いと思います。

7)教科書は新品、中古でもマッサラなのを買う
時々「中古だと大事なところに線が引いてあるから」と言う人がいますが、「前の所有者がどうしようもない馬鹿者で、線が引いてるところもトンチンカン」という可能性もあります。中古で綺麗な教科書を買うのがベストだと思うよ。よっぽど頭のいい知り合いから譲り受ける場合はこの限りではありませんが、そういう人に限って、「基本的な部分(=既に知っている)には線を引かず、マニアックな部分に線を引く」可能性も高いのでやっぱり要注意です。

8)授業中の発言を頑張る
留学生に取って最大のハンデが授業中のディスカッションタイムですが、逆に留学生だからこそ頑張ると、そのギャップが目立っていい感じです。手を挙げる、いきなり発言する、言いたい事があるという表情を先生に向ける・・・方法は色々あります。1回発言してしまうと、2回目からは結構気楽に発言出来ますしね。これは授業中の質問でも同じです。シラバスに書いてある様な事を聞くのは逆に「こいつ、シラバスも理解出来てないのか?」という印象を与えかねませんが、授業内容であれば、まぁ、大体は大丈夫でしょう。

9)中間試験まで特に頑張る
これは先生達に「こいつは頭がいい」と先入観を植え付けるためです。実際、私の先生も(恐らく)そこまで期待してなった静かな留学生がクイズでクラス最高点を2回連続で取って以来、態度が変わりました。出来るだけ早い段階で先入観は植え付けておきましょう。ただし、努力の継続は必要です。そのための息抜き(サボり)であり、復習無しなのです。

10)テスト前は一人で勉強する
アメリカではグループ勉強会がポピュラーですが、理解度や判らないポイントは基本的に人によって違います。勉強会を仕切る勇気がない場合は、出たところで相手に振り回されて終わる場合もあるので、個人的には一人で勉強する事をオススメします。取り敢えず、勉強会の予定だけはちゃんと聞いておき、どうしても判らない事があったらフラリと立ち寄るといったスタンスで大丈夫だと思いますよ。

まとめ:基本的な努力は怠らない。先生と言えども人間。良い印象を植え付けておくに越した事は無い。頭のいいクラスメートは友達候補。

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