MOMOを読み終わった!

より正しくは「眺め終わった」!いずれにしても、300ページ良く頑張った、私よ。途中からは慣れてきたのか、1ページ当たりの意味不明さが少しは減ってきた…というわけで、答え合わせタイムに入ろうと思う。というのも、私はなぜか今まで一度も「モモ」を読んだことがなかったのだ。実家にハードカバー版があるにも関わらず、だ。そういうわけでドイツ語で読み始める前に、この物語について持っている知識は「モモという少女が時間泥棒と対決する話」だけだった。さてはて、日本語版を読んで、どれくらい私は物語を理解できていたのか、楽しみなところ。今パラパラと日本語版を見た感じ、最後の方は大筋は理解できていたようだけど。やっぱり単語力と文法力がまだまだ足りていないので、細かな部分、精訳はできていないと思う。

本当は次に第二次世界大戦中の日系二世の話(例の「二つの祖国」のモデルになった人物の話)を読みたいところなのだが、ドイツ語につづけて英語の本を読む体力がないので、つまみ食い読みしている「大衆の国民化」を先に集中して読んでしまおうと思う。「モモ」は、明日にはお風呂本 [1]いま、三四三空についての本を読んでいるが終わるので、その次にお風呂で読む予定。

References

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1 いま、三四三空についての本を読んでいる

美の力

「大衆の国民化」と「MOMO」を並行して黙々と読んでいる。「大衆の国民化」は今ちょうど100ページあたり。まだまだ序盤で、概要を掴んでいるわけではないが、それでも何点か興味深い指摘があった。

ドイツでナチス時代の前から「古典主義的な美」が取り入れられていたこと。(ロマン主義の影響もあるが。)森、柏、炎、旗、制服も土着の神話や民衆の好みを反映していること。

柏のシンボルは、聖火と同じく、民間信仰の一部であったし、だからこそ国民の自己表現に難なく利用されたのだった。

P82

自然と建設はともに、その途方もなさを人に印象づけるために改造されていった。

P72

この一文は「近代とホロコースト」にあった「社会の庭園化」に繋がるなぁ。

美の追求そのものは、本来悪い意味はないのだと思う。ただ、それが「顔の美しさ(ギリシア的白人としてのあるべき顔のプロポーション)」だとかに繋がると、一気に悪い方に転がり落ちてしまう。「行動の美しさ」「精神の美しさ」も同時に追求すれば、それを防げるのではないか?と思ったけれども、それはそれでやっぱり危険な方向にいく可能性はあるだろう。真善美、正義。そういう根本的なものを、他者との関わりの中で他者を巻き込んで追求するから良くないのかもしれない。つまり、一人ひとり、孤独に追い求めるべきものなのかも。


ところで全国的に陽性者数が急増している。そして、東大での受験生を狙った事件に、トンガの噴火。特にトンガの噴火は日本にも衝撃波が来た上に、ついさっき津波警報も出た。衛星からの画像をみてもとんでもない規模だし、現地の方に被害が大きくないことを祈るばかり。Googleマップで見たら「これか」って感じの火山でした。 海底火山だそうなので、見てたのは違う火山かも?でもGoogle先生、ここで津波発生ってバッチ?つけてたぞ。

接頭語の覚え方

今日は通勤中MOMOを読んでいた、つまり、ドイツ語を眺めていた [1]読んでいた、とは烏滸がましいレベルだけなので、インプットの少ない日だった。仕事についても書くことないしな〜ということで、自分の備忘録も兼ねてドイツ語の話。

理解の一助になるかと購入してみた「造語法で増やすドイツ語ボキャブラリー」、まだちゃんと手をつけておらず、気になった場合に参考にしている。昨日、インデックスカードに書き写していた動詞がE-始まりの部分だったので気になって、この「造語法〜」で調べてみたところ、er-という接頭語は

その動詞に成果をおさめ、ポジティブな状態に至ることを意味します。

lernen(学ぶ)→erlernen(lernenした結果、習得する)

P18

とのこと。さらにその下には

街頭の動詞の結果、死に至ることを表します。

frieren(寒いと思う)→erfrieren(凍死する)

schießen(撃つ)→erschießen(射殺する)

P18

とあった。まぁ、撃って相手を殺すのもある意味、撃つという行為からすれば、ポジティブな状態なのではないだろうか?と不謹慎なことを考えたので、おそらくer-がつく意味を忘れることはないだろう。

個人的にドイツ語の「gegen」という響きが好きだ。GegenteilにgegenüberにGegenstand…なんでだろう?

References

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1 読んでいた、とは烏滸がましいレベル

徒然日記

独検3級受かったぞー!ヒャッホー!実は合格通知が来るまでは、まぁのんびりラジオとMOMO読むのだけやりましょうかね…という気分だったので [1]大体、年末年始は超絶仕事が忙しくてドイツ語をやるパワーが残ってなかったんである。、今日から再び真面目に勉強する日々です。文法と単語なんだよね、問題は。頑張ろうっと。

そして、健康帝国の臣民としての活動なのですが、会社に行けばまだマシなものの、リモートワークだと完璧に残念な状態ということが判明。この2日間、朝走りに行く気分でもなかったし、活動量が全く足りていない。なんとか「立っている時間(1時間当たり1分立っていればクリアぽい?)」は、アラートがくるたびに立ち上がって、皿を洗ってみたり、立ったまま仕事をしてみたり…で、凌いでいる。仕事前の朝ランすればベストなんでしょうね。仕事の後は読書とドイツ語の時間だし。

読書といえば、おもむろにジョージ・L・モッセの「大衆の国民化」を読み始めた。読書の予定が色々狂うのだが、読み始めちゃったんだから、仕方ない。

つまり、問題は、主権在民に基礎づけられ、すでにルソーとフランス革命以来、近代の中心課題の一つと認められてきた政治様式なのである。すなわち、いかに一般大衆を国民国家に組み込み、いかに彼らに帰属感を与えることができるか、という問題である。

本書で分析し記述するように、そこではシンボルと神話と大衆的示威運動が政治的祭儀としての役割を演じた。つまりこれは、ドラマとしての「政治」である。そこに各人は定められた自らの役割を見いだしたのであり、それこそ議会や選出された人民の代表者といったものと対立する政治認識であり、民主主義理解であった。この「新しい政治」、政党のではなく運動の「新しい政治」は、とりわけ危機の時代に効果があった。

P09-10

以前の記事で、コロナ対策という視点から、ナチスの政治体制についての本を読んだが、この「シンボル」とか「国民化」という視点ともうまく繋がりそうな予感がしている。まぁ、まだ最初の20ページですから、今後に期待。

守るべきソーシャル・ディスタンスはソーシャルのままでいいのか?

References

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1 大体、年末年始は超絶仕事が忙しくてドイツ語をやるパワーが残ってなかったんである。

このブログの夢

今日は仕事DAYらしい仕事DAYだったため、本もろくに読めておらず、書くことが思い当たらない。というか、いま時計を見て23時!?とびっくりしたレベルである。リモートワークのよくないところはこれだ。熱中すると思いっきり残業してしまう。まぁそれも週1日あるかないかなので、基本はリモートワーク様様なのだが。

で、書くことがないときは夢を語ればいいよと私の中の誰かが言ったので、夢語りをしたいと思う。今回はこのブログについての夢。

このブログは基本的に単なる読み物だと思っている。私は本を読むのが好きなので、私の書いたものを誰かが読んで「面白そうね」と紹介した本を読んでもらえるなら、とても嬉しい。今年に入ってからは毎日1記事と決めているので読んだ本にも自然と触れるが [1] … Continue reading、以前は読んだ本についてなかなか考えや感想をまとめられなかった。今後再読するときは、一言でもいいので触れていきたいと思う。

また、このブログは私の頭の中の写しにもしたいと思っているので、私の頭の中の蜘蛛の巣をなんとかリンクを駆使して表したいと思っている。今のところは読んだ本・持っている本のページにひたすら一覧にしているが、本棚みたいに相関関係を表せないか…画像で見せていくとなると、コーディングの技術も必要になるだろうし、それはちょっと荷が重い。できれば、シンプルに文字で表したい。

数年前に持っている本を全て一覧にするという夢を持って、それは達成した。 [2] … Continue reading今度は本の分類、蜘蛛の巣作りをやっていこう。そして、実はまだまだアメリカ留学自体の記事が未復旧のまま残っているので、それらをサルベージするのも夢。こっちはシンプルだからとっととやろう…

途中サボっている期間も長いが、15年続けているのだから、このまま続けていきたいと思う。お、ここでちょうど900字。今日の日記はここまで!昔あったような「物書きさんに100のお題」とかまだあるのかしら?今度ネタに困ったときのヒントに探してみよう〜

References

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1 いまはドイツ語のMOMOを意味不明な状態で読んでいるので、何も書けない。お風呂の中で読んでる三四三空の話もチマチマ読んでいるので、感想として書きにくい。
2 何度か書いたが、これは別に蔵書自慢というわけではなく、単に「重複買い防止」観点です。図書館で借りたのか、買って読んだのか、もう覚えていられなくてね…

MOMOを読んでみた

通勤時間のドイツ語読書は意外といけた。ランチ時間も入れて大体30ページくらいだろうか。ただ、ちょくちょくと気になる単語が出てくるので、それを家に帰ってから辞書で調べる、というのがちょっと面倒ではある。理解の方はなんとなくの流れは把握してて、場合によっては複数行にわたって完全に意味を理解できる(ついでに文法も把握できる)時がなくもないが、なんせ1年近くかけてチマチマ読んでいる上に、最初の方は今よりももっとドイツ語がダメな状態だったため、当然内容を把握できていない。つまり、今200ページくらいまで進んでいるのだが、そのうち150ページくらいは文字を目で追っただけなので、結局話の筋は全く理解できていないのだった。いい機会ですし、めげずに頑張ろうと思います。

あと、仕事疲れた。

ドイツ語と英語のハザマで

ドイツ語はまだまだだし、英語も年々微妙になりつつあるが故に悩ましいのだが、2ヶ国語を同時に学習・能力向上する良い方法はないだろうか?英語で本を読むとドイツ語をやる気力が残らないし、ドイツ語をメインでやっていると中々英語に手が伸びない。リーディングはまぁ、読書としてボチボチやってるから…NHKのワールドニュースでも毎日聞けば、英語の耳をキープできるだろうか?どうだろう。本当はcourseraでいろんな講義も取ってみたいが、そこまでやると完璧にキャパオーバーなので諦めている。

読書の進捗について。「ヒトラーの秘密図書館」は読み終わったので、お次は「MOMO」を。これはドイツ語版で、1年かけてちまちまと進めていたのだが、もうそろそろ残り一気に読んでしまおうと思ったため。昔に比べれば大分マシになったとはいえ、意味はほぼわかっていない。言語は慣れって言いますし、私の本ですし、何度読んだって良いわけですし…とりあえず、意味わからないままでいいから読み通そうと思う。しかし、なぜ最初に「MOMO」を選んだのか、私よ。日本語でも読んだことないのに。絶対に「第三帝国」の方が中身の理解度や、単語的にまだ読みやすかっただろうに、と今更後悔。多少知識のある内容の方が、初学者には向いている。きっと。

それが終わったら今度は英語力キープのために「Midnight in Broad Daylight」を読む!「二つの祖国」のモデルになった人物の物語で、確か名古屋のアメリカ領事がtwitterで薦めていたのをみて、購入したのだった。こちらは話の内容的にもサクッと読み終わるはずなので、そうしたら多分、外国語に疲れて日本語の本に戻ってくると思います。

 

しかし、いわゆるマルチリンガルな人って、ほんと、どうやって言語力をキープ、向上しているのだろう?バイリンガルは多分そんなに悩まないと思うのだ。外国語が2つ以上の場合に、どうやってバランスを取っているのか…毎日2カ国語を両方やったら吐きそうになると思うんだけどな。

健康帝国臣民になってしまった

昨日チラッと書いたApple Watchを手に入れた結果、案の定「動かねば」という気分になり、朝から3キロちょい走りに出てしまったのだから、これはもう完璧に健康帝国の臣民である。座りっぱなしでボケーっとネットサーフィンをしていたら腕時計に「立て」と命令されたので、「あ、はい」と大人しく従ってしまう情けなさ。嫌なら投げ出せばいいのだが、「いうて健康なのはええことですし…」と考えてしまうのだから、困ったもんですね。これはどう考えても明日も走りに行くし、なんならその後もう着脱の楽なバンドにしたいとヨドバシカメラまで出かけるパターンである。全ての根源は私が単純なだけなのかもしれない。

でも、この健康促進アプリに「もう少し筋肉をつけたまえ」「もう少し長く走れるようになりたまえ」「格闘技や匍匐前進は全身運動に良いぞ」とか、自然な感じで徐々に踏み込んだことを言われると素直に従ってしまいそうだし、気がついたら国家にとって大変(使い勝手の)良い感じの人間を作れやしないか?間違いなく100年くらい前のドイツのあの人たちのお気に召しそうだし、なぜアメリカ政府は貧困・肥満層に配らないのだろうか?とか頭をよぎってしまう。健康であることは確かに立派ではあるが、不健康でいる権利が徐々に減ってはいないだろうか?

…と、偉そうに人間様のふりして御高説を垂れたところで、私はもう立派な健康帝国臣民である。たかだか5センチ程度の機械に「起立!」と言われて、飛び上がるロボットなのだ。「これで、リモート中の歩数もカウントできるし [1]家にいると携帯を持ち歩かないので、冗談抜きで1日0歩とかになりません?、睡眠時間も確認できるし、心拍数も血中酸素レベルも心電図もわかる!」とか喜んでるアホなのだ。心拍数はともかく、そしてコロナ禍では必要かもしれない血中酸素レベルもいいとして、心電図とか年齢的にも体調的にもそんな心配いらないだろうに、気にしてどうするのだ、私よ。「洞調律」なんて単語初めて聞いたわ。

まぁ、とりあえず、大黒摩季の歌じゃ無いが「サラ・コナーみたいにアメ車かっ飛ばして」生きていきたいので、体鍛えます。あんな風にサングラスとタンクトップとライフルの似合う女になるんだい!

References

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1 家にいると携帯を持ち歩かないので、冗談抜きで1日0歩とかになりません?

若さは吸い取るものか、吸い取られるものか

甥っ子姪っ子と遊ぶ時の割と真剣な問題が、「彼らから若さを吸い取れているのだろうか?それとも、彼らに私の貴重な若さを吸い取られているのだろうか?」ということ。勿論できる限り吸い取ろうとしているんだが、吸い取られる側に回っている気がしなくもない。私は年齢一桁の子供ウケが抜群なので [1] … Continue reading、今日も4時間くらい相手をして、ヘトヘトになって我が家へ帰ってきた。帰ってきたら帰ってきたで、今度は手に入れたApple Watchの設定を黙々とやっていた。これ、私に使いこなせるかしら…とりあえず、睡眠とランニングの記録が取れればいいかな。あと、歩数の記録。

最近首の後ろが詰まったように痛い。ずっとではないのだが…今も痛くて嫌な気分なので、今日は短いけれどここまで。「ヒトラーの秘密図書館」を読みながら、さっさと寝ることにします。

References

References
1 私の精神年齢が低い故か、鬼ごっこや「いないいないばー」などを真剣にやるのが評価されている模様。それは、親じゃない=普段から子供の相手をしていない=余力があるせいなのかもしれないし、親だとうまい具合に調整できるエネルギー配分ができないせいかもしれない。

徒然日記

「この数日、わーーーっと感染者数が増えたなぁ、気をつけよ」とか呑気に考えていたのだが、世界の状況をみると、「わーーーっと」どころではないことに今更ながら気がついた。アメリカやイギリス、フランスなんかほぼ真上に線が伸びているではないか。直角ですよ、直角。

https://coronavirus.jhu.edu/data/new-cases

私は感染症の専門家でもなんでもないので、今後の成り行きについて偉そうなことは言えないし、言わないようにしたいと思うが、それでもこの状況を現在進行形で体験している身として、このパンデミックが、人類の文化、規範、そして歴史にどのような影響を残すのか、とても気になっている。握手やハグ、マスク、それから消毒や隔離。「他人の触れたものは汚れている」という感覚。既に労働に対する考え方は変わりつつあるような気がする。いずれにしても、日本も直角伸びのお仲間になりそうな雰囲気である。オミクロン株の症状は軽いというが、後遺症はどうなのだろう?発症後、長いおつきあいになるのは後遺症の方なのだから、そちらについても情報が欲しいところ。

昨日の大雪にも参ってしまった。案の定、今朝の家の周りの道路はスケートリンクのようだった。お手頃な靴がなかったためスニーカーで家を出たが、バス停までほぼ滑って移動したぞ…Drマーチンのブーツも持っているのだが、あれは履くのも面倒いし、長時間歩くには向かない。 [1]多分私の足にあっていないのだと思う。前々から震災時用に一足欲しいと考えていたが、今こそ半長靴を買うタイミングだ!と思い立ったので、早速詳しい友人に「半長靴のオススメブランドはあるか?Amazonで買えるか?」と相談、このブランドがええぞと教えてもらったので、後ほど買おうと思う。半長靴のプロが言うんだから間違いないだろう。半長靴のプロってなんだ?って感じですが、間違いなく半長靴のプロなんですよ。震災時の使用を考えてるなら、踏み抜き防止が必要ね。フムフム。


読んでいる本は佐藤優の本から発展して「ヒトラーの秘密図書館」へ。

個人の蔵書はその所有者の性格に関する永久的かつ確実な証言者となる、とベンヤミンは述べ、次のような哲学的掲句を残している。人は自分が書物を保存しているのだと信じて書物を収集しているが、実際には、書物のほうがその収集者を保存しているのだ。「収集者の中に書物が生きているのではない。収集者のほうが書物の中に生きているのだ」とベンヤミンは断定している。

P15

References

References
1 多分私の足にあっていないのだと思う。